アメリカの映画やアニメ、コミックなんかを見ているとよく出てくるジェスチャーがあります。
日本でも似たように使うもの・使わないもの、見たことはあるけどなんて呼ぶのか分からないものなど、そういったジェスチャーの呼称と意味をまとめておきます。
他にもいっぱいあるけどとりあえず第一弾。
【画像について】
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キャラクターは他の著作物とは一切関係ありません。
よく見るジェスチャーとその呼び方
High Five(ハイファイブ=ハイタッチ)
これは日本でもおなじみ、手の平をパチンと叩き合わせるやつ。
何か成功したときに「やったね!」と仲間と喜び合うもの。
五本の指を高く上げるので「High Five」と呼びます。
両手でやるときは十本の指なので「High Ten」になるわけです。
六本指の人とやるときは応用して「High Six」と呼びましょう。
手を上げたけど誰もタッチしてくれないときは、もう一方の手でセルフタッチすれば問題ないね。
Fist Bump(フィストバンプ=グータッチ)
これはよく見るけど日本ではあまりやらないかも。
こぶし(Fist)同士でガツン(Bump)とタッチするもので「Fist Bump」と呼びます。
やる場面はハイタッチと同じように喜び合うときですが、
こちらは「二人の親密さ」を意味として含んでいます。
単にこぶしをぶつけるだけでなくその後に色んな動きが続く*1ことも多く、この複雑な動きを二人でそろえてできる=二人は仲良しという意味になります。
ワンダーとヘイター卿は二人は友達だと証明するために「いつものアレ」をやってました*2。
Air Quotes(エアクォーツ=括弧付き)
これもすごくよく見る動きですが、意味を知らない人も多いのでは。
両手でVサインを作ってクイクイと二回曲げる動き。
これはダブルクォート(””←この記号。日本語で言うところのカギ括弧)を表しています。
文章で書けば「””」を表現できるのですが、口で言うと分からないのでジェスチャーを付けて、「この言葉は”括弧付き”ですよ」ということを示しています。
括弧付きというのは言葉通りの意味ではないということ。
たいていは皮肉が込められていると思えばいいでしょう。
「きみは私の友達だからね」
「きみは私の”友達”だからね」
後者の方がなんとなく含みがありますよね。
「S.H.I.E.L.D.*3は”安全”だから危険な兵器を保管しておいても問題ないもんね!」
絶対そう思ってません、
Fingers Crossed (フィンガーズクロスド=幸運あれ)
文字通り、指を交差するジェスチャー。
意味としては幸運を祈るということですが、ポジティブな場面で使う場合とネガティブな場面で使う場合があります。
やましくないバージョン
そのまま幸運を祈る場合に使います。
他人に向かって「うまくいくといいね!」と言うときは、言葉として「I’ll Keep My Fingers Crossed(幸運を祈ってるよ)」というようなフレーズをよく聞きます。
イラストのように両手の指をクロスして祈るようなジェスチャーは、「当たれ!」って祈るような場面でよく見るような気がします。日本人が両手を握り合わせて祈るのと同じようなノリでしょうか。
やましいバージョン
一方、手を背中に回して見えないように指をクロスさせるのは、嘘をつくときのジェスチャーです。
「嘘がばれないように」というやましい祈りをこっそりしているということ。
これがドラマやアニメではものすごく頻繁に出てきます。
特に説明なく、背中で指をクロスしている画が意味ありげに映る……ということがあって日本人にはいまいち伝わらないのですが、「こいつが言ってることは嘘ですよ」ということを示しているわけです。
気になったら調べてみよう
当然のように表現されるため、ついていけないことが多いジェスチャー達ですが、気になったら調べてみるのが一番です。
たいていは色んな作品で出てくるので、「あ、あれはああいう意味だったのか!」ということが分かってスッキリしたりします。
また、特に言葉遊びに使われているときなんかはジェスチャーの呼称を知らないとピンと来ません。
どんどん吸収して応用していけたらいいですね。
今回の記事はここまで。
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