ミラキュラス・第1シーズン(1~26話)の各話についてストーリーと感想をまとめます。順次追加予定。
ネタバレを含みますので、視聴予定の方はお気を付けください。
※先のシーズンの話はしないつもりです。
話のナンバリングは日本のディズニーチャンネル準拠。
シーズン1の目次はこちら。
シリーズ全体の紹介はこっちの記事を参照ください。こっちはストーリーのネタバレなし。
第10話 ホリフィケーター
ミレーヌ回。学生映画撮影というよくあるやつ。
ストーリー
プロローグ
マリネットのクラスで自主映画を製作中。
監督ニノの指揮のもと、教室で撮影を行っていた。
特殊部隊の主人公が怪物と戦う話らしい。
主役のミレーヌはとっても怖がりで、怪物役イヴァンのマスクを見ただけで悲鳴を上げてしまう。
撮影が進まないのは困りものだが、相手役のアドリアンを含めみんなでミレーヌを励まして撮影を続けようとする。
ミレーヌもお気に入りの「クサい狼」の歌で自分を励ますが、やっぱりビビってしまう。
そこにクロエがミレーヌの怖がりをはやしたて、傷ついたミレーヌは教室を飛び出した。
イヴァンはミレーヌを追いかけ、お気に入りのバンドのバッジをプレゼントして慰める。
ミレーヌは嬉しそうだったが、やっぱり自分に主役は無理だとトイレに閉じこもってしまった。
アクマ誕生
主役がいなくなってしまってざわつく教室。
イヴァンはクロエのせいだと責めるが、クロエは反省ゼロ。
今回の映画は学生短編映画祭に出す予定で、あと1日で作品を仕上げなくてはいけない。
プロデューサーのマリネットがしっかりしなくては。
と、クロエは自分が代わりに主役をやると言い出した。
脚本には主役と相手役のキスシーンがあり、このままではクロエとアドリアンがキスすることになってしまう。
焦ったマリネットは「みんなでミレーヌを主役に決めたんだから、彼女をほうっておくわけにはいかない!」とちゃんとしたことを言って、ミレーヌを連れ戻しに向かう。
トイレで泣いているミレーヌのもとに、ホーク・モスがアクマの蝶を差し向けた。
自分の恐怖を皆に思い知らせ、ミラキュラスを奪えというホーク・モスの言葉にうなずくミレーヌ。
イヴァンにもらったバッジに取りついたアクマによって、ホリフィケーター(Horrificator)へとアクマタイズされた。映画に出てくる怪物そっくりだ。
やって来たマリネットがトイレをのぞいたが、そこにはミレーヌの姿はなく、ただピンクのネバネバしたものが鏡にこびりついていた。
ヒーロー登場
教室ではキスシーンの撮影がさっそく行われていた。
アルヤに呼ばれたマリネットは急いで戻って撮影を中断。
時間がないのは事実だが、クロエに好き勝手させるわけにはいかない。
おまけにクロエは主役をナースにするべきと妙なことを言い出した。
マリネットは保健室でナース服を探してきた方がいいとうまく操って、クロエ(とサブリナと勝手にお付きの者に指名されたマックスとキム)を教室から遠ざけることに成功。
じゃあミレーヌを探そう…としたものの、ニノに撮影を急かされる。
アルヤがマリネットを主役にと推し、マリネットもアドリアンとキスできることに浮かれててつい引き受けてしまう。
だがいざ撮影というとき、何か変だと察したクロエとサブリナが戻ってきて乱入。
さらに教室の外から悲鳴が聞こえてきた。
クロエが保健室に置いてきたキムとマックスの声だ。
調べに行こうとみんなで教室を飛び出すと、外にはピンクのネバネバがこびりついており、マックスとキムの姿はどこにもない。
ひとまず校長先生に知らせにいかないと。
ニノは面白くなってきたとスマホで撮影を始めた。
衣装を取りに行くと言って教室に戻ったアドリアンは、シャノワールに変身。
マリネットもみんなが校長室に気を取られてる隙に図書室でレディバグに変身。
ヒーローの戦い
校長先生も消えており、いつのまにか学校全体がピンクのネバネバで覆われ閉じ込められてしまっていた。
そこにレディバグとシャノワールが助けに来て、生徒たちと一緒にアクマを探す。
教室に戻ってみれば、アドリアンの靴が片方落ちている。
さらにピンクのネバネバを見つけたナタニエルが、現れた怪物に捕まってしまった。
みんな怯えて逃げ出すが、ジュレカだけはホリフィケーターを見てかわいいと笑っている。
そんなジュレカの前で、ホリフィケーターの体が少し縮んだようだった。
ともあれレディバグとシャノワールは皆を逃がし、教室の外でホリフィケーターと戦う。
怯えるニノの悲鳴を聞いて大きくなるホリフィケーター。
恐怖がアクマのパワー源となっているのだ。
レディバグとシャノワールをネバネバに閉じ込め、生徒たちを襲おうとするホリフィケーター。
だがイヴァンのことだけは傷つけるつもりはないらしい。
レディバグはアクマの正体がミレーヌだと気が付いた。
ネバネバから脱出したレディバグたちは、その跡をたどってホリフィケーターを追いかける。
そこは薄暗いメンテナンスエリア。
いくつものピンクの繭があり、姿を消した人たちはみんな閉じ込められているようだ。
ホリフィケーターと対峙し、レディバグはラッキーチャームでギターの弦を手に入れた。
シャノワールはカタクリズムでパイプを破壊し、ホリフィケーターの動きを封じる。
その間、レディバグはその辺に置いてある掃除用具とギターの弦で即席楽器を作り、ミレーヌの好きな歌「クサい狼」をみんなで演奏。
恐怖に打ち勝ったみんなの前でみるみる縮んでいくホリフィケーター。
子猫のようにイヴァンの腕の中に飛び込んで丸くなる。
バッジを壊してアクマを出し、「ミラキュラス・レディバグ!」でみんな元通り。
イヴァンの腕の中で元に戻ったミレーヌ。
見つめ合う二人はキスをする。
エピローグ
…というわけで、ドキュメンタリー風映画「ホリフィケーター」が完成。
喜んで市長にアピールするニノだったが、作り物っぽいからとエントリーを断られてしまった。
感想とメモ
クラスで映画撮影
ホラー映画(?)の撮影ということで本編もホラー映画風。
暗躍する怪物、消えていく生徒たち…と言いつつそれほどホラー演出なわけでもなかった。
ホリフィケーター側の描写がなかったから割とホラーだったかも。
どういう経緯で映画コンクールに出すことになったかは不明だけど、締め切り前日に冒頭シーンを撮影してるってのはかなり焦ったスケジュール。
クラス全員が登場してそこそこしゃべったりするので、それぞれのキャラクターがよく分かる。
中でもミレーヌはみんなに主役として選ばれたらしい。
見た目はハデなもののおとなしい子のようだけど、どういう話の流れだったのか気になる。
でもこのクラスの女子でマリネットはプロデューサー、アルヤは脚本、クロエとサブリナはアレだし、ローズはちょっとお花畑だし、ジュレカは目立つの苦手だし、アリックスはセリフを覚えなそう…と考えると確かにミレーヌになる。
ちなみにジュレカはメイクさん、アリックスはカチンコ係、ローズはおやつ係。
ホリフィケーターを見て一人だけ「可愛い」って言ってたジュレカは見た目通りゴシック趣味かな?
最初はてっきり怯えないジュレカがミレーヌを元に戻すのかと思ったけどそんなに関係なかった。そういえばスターバタフライにもこんな話があったような。
非人型アクマのホリフィケーター
今までのアクマは元となった人がコスチュームや髪型を変えた程度の変化だったけど、ホリフィケーターは完全なる怪物化。
言葉も発しないから中の人がミレーヌだという手がかりもない。
ホーク・モスが「今だ、ミラキュラスを奪え!」って言ういつものやつもあったけど、ホリフィケーターはちゃんと理性を保って聞いてたのか?頭の中も怪物になっちゃってた?
とはいえやっぱり元の人格は失ってなくて、イヴァンに対する愛情はそのまま。
ちっちゃくなったホリフィケーターがイヴァンにすりすりするのがかわいい。
クラスメイトが完全にカップルになるのは二人が初めて。
クサい狼(Smelly Wolf)
ホリフィケーターを縮めた「クサい狼(Smelly Wolf)」の歌は、ミレーヌが自分を鼓舞するときにいつも歌っているお気に入りの歌。
そういえばこの話の最初でも歌ってたけど、あんまり覚えてなかった。
実は他の話でも歌ってるっぽい描写があったらしい。
要は「クサい狼なんか怖くない」って感じの歌詞みたい。
その他ポイントメモ
- 冒頭の撮影中に座席の背もたれに腕を広げて座ってるクロエがまじクロエ。
なんかこの期待を裏切らないっぷりが逆に清々しく思えてきた。 - クロエも自分が出演しないのにちゃんと撮影に参加してるってのは珍しい。
それとも最初から主役を乗っ取るつもりだった? - ローズ「お茶飲む人ー?」驚くほど俊敏な動きかわいい。
- サブリナも一緒になってミレーヌを笑ってる。
本当に他人をからかうのが楽しいと思っちゃってるんだとしたらよろしくない。
でもクロエに同調するのが癖になっちゃってるのかなあ。 - またマリネットの妄想で謎の日本っぽい絵柄が。
- 脚本家はアルヤ。ジャーナリスト枠のキャラクターはたいてい脚本を書く説。
アルヤは大衆受けを狙ってキャラクターが動機もなくキスするような脚本は認めないようです。同感です。 - ニノはなんでまたキスシーンなんて入れたん?と思ったけどたぶん深い考えはないんだろう。
- マリネットはミレーヌとアドリアンがキスするのは別にいいのけ?
- ミレーヌはレディバグのバッジを付けてる。ファンかな?
- マリネット「でもクロエ、ナース服着てないよねえ?(パチクリ)」
かわいい。クロエの操り方が分かってきたらしい。
クロエ「GASP!」
納得するんかい。 - マリネットの棒読み。しかしあんなに間近でキョドらずキスしようとできるなんてすごい進歩じゃないか。
- 映画祭の審査員はブルジョワ市長らしい。市長、暇なの?
- アドリアンの靴はそこそこのにおい。男の子だしね。
- 閉じ込められた学校内に登場したレディバグとシャノワール。
二人は学校内の人間と考えられるように思うけど、アルヤからの突っ込みはなし。 - バスケットゴールに閉じ込められるレディバグがなんだかセクシー。
- 「みんなで行動するより一人で隠れてた方がマシだ!」って言って閉じこもったものの結局襲われる、という様式美をちゃんとやってくれるクロエさすが。
- 助けを求めつつマニキュア持ってるクロエはマジクロエ。
今回の記事はここまで。
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