【マーベルヴィラン】キングピン(Kingpin):体も力も特大サイズ、NYを牛耳るフィクサー

マーベルキャラクター紹介、今回はニューヨークを牛耳る勢力的にも物理的にも巨大なフィクサー、
キングピン(Kingpin)

MPQのスキル紹介は別記事をどうぞ。

キャラクター情報:キングピン(Kingpin)

基本情報

キングピン(Kingpin)ことウィルソン・フィスクといえば悪の親玉
マギアという組織のボスとしてニューヨークの裏社会を仕切っています。

もともと”Kingpin”という言葉はマフィアのボスを指すことが多い俗語です1

データベースからのキャラクター情報はこんな感じ。

キングピン(Kingpin)

  • 性別:男
  • 身長:6フィート7インチ(≒200cm)
  • 体重:450ポンド(204.1kg)
  • 瞳 :ブルー
  • 髪 :スキンヘッド
  • 能力:超人的な力
Kingpin (Wilson Fisk) In Comics Powers, Abilities, & History |Marvel
Ruthless, cunning, and wide-bellied, Wilson Fisk may not have super powers like most of his foes, but he does have the b...

能力は「超人的」としか言えない。

オリジン:才覚でのし上がった実力者

本名はウィルソン・フィスク。
裕福でない家に生まれた彼は太ったいじめられっ子でしたが、友達と遊び回る代わりに周囲を観察し、人の弱みを握って利用するという才覚を幼いころから発揮していきます。

フィスクは自立的で向上心が高く、人の上に立ってのし上がるための能力を自ら学んで行きます。
若い頃から裏社会を生き、チンピラの仲間の中でもリーダーとして実力を発揮した彼は、ニューヨークを牛耳るキングピンとして誰もが恐れる存在となったのです。

ヴィジュアル:厚すぎるその体

彼のことをデブだと思いますか?
でもあの巨体にまとった肉がすべて脂肪ではなく筋肉だとしたら?

恰幅のいい体格にスキンヘッド、仕立ての良いスーツに葉巻、と典型的なマフィアのボススタイル。
おまけにあの大きな体の迫力に見合うだけの”実力”があるからもう大変。

あの大きさはそのままキングピンの強さを表していると言えるでしょう。

しかし映画スパイダーバースのキングピンはデフォルメがものすごかったですね。

スパイダーバースは非常に面白い映画です。絵柄がアーティスティック。
キングピンの極悪度は低めでした。むしろ人間らしい動機で事件を起こしてた。

能力:裏社会の支配、そして肉弾戦

キングピンはマーベルユニバースを代表するヴィランの一人。
ところが彼はスーパーパワーを持っていません

生身の人間であるにも関わらず、スパイダーマンやデアデビルといったニューヨークを守るヒーローたちをこれでもかというほどに苦しめてきました。

それというのも彼の権力と人を操り追い詰める悪計の才覚によるもの。
…だけでなく、単純に殴り合いが強いというのもあるのです。
ゲームにもボスとして登場することが多いですが、もれなく強いと思います(たぶん)。

マフィアのボスというものは屈強なボディーガードを従えているものの本人が戦うことはない、というイメージがありますが、キングピンはバリバリ自分で戦えます
むしろヘタな手下なんかより自分で戦った方が圧倒的に強い。

たゆまぬトレーニングによって鍛えた肉体から繰り出されるパンチにはデアデビルもイチコロ。

単体でも精神的肉体的に強すぎる彼が、厄介な手下(マフィアのみならず、ニンジャとかサイコキラーとか…)を従えたらそれはもう手に負えない。
キングピンはまぎれもなく”キングピン”なのです。

最凶で最強のフィクサー

キングピンの活動ホームはニューヨーク。
もともと、ニューヨークの親愛なる隣人:スパイダーマンに対するヴィランとして登場しました。

が、そこはヒーローひしめくニューヨーク。
街で活躍するヒーローが罠にはめられたとなれば、その裏の裏にはキングピンが噛んでいた…ということもよくあります。
スパイダーマンに限らず、みんなの宿敵と言える存在です。

スーパーパワーを持たない人間レベル(一応)のヴィランとしては、最も大物と言えるかもしれません2

中でも特に宿敵度の高いヒーローは、やっぱりデアデビル
デアデビルの映画にも黒幕として登場し、文字通りの豪腕ぶりを見せつけてくれました。
コミックの方でも、正体を隠して活動するデアデビルがキングピンのせいで社会的に抹殺されかかるという精神的にえぐい展開になることも。

デアデビル:ボーン・アゲイン

  • 作者: フランク・ミラー (著), デビッド・マツケリー (イラスト), 秋友克也 (翻訳)
  • 出版社/メーカー: ヴィレッジブックス
  • 発売日: 2011/02/28
  • メディア: 単行本

※画像はAmazonへのリンク

「僕はデアデビルじゃない」でおなじみ、デアデビルことマードックさんは悲劇が非常に似合う男なんですが、この本ではもうかなりズタボロ。
キングピンに正体がばれたためにマット・マードックとしての社会生活をめちゃくちゃにされ、「もう死んじゃおっかな」レベルで落ちぶれたところからなんとか復活を果たします。
昔の本ではありますが、キングピンの容赦のなさとデアデビルの魂がよく分かる名作です。

デアデビルの宣伝になってしまった。まあデアデビルの話にはよくキングピンも登場してきます。あとスパイダーマンとか、パニッシャーとか、パワーマン&アイアンフィストとか。
ニューヨークのギャングといえばとりあえずキングピン。

 

最後に

ニューヨークの悪人と言ったら最初に名前が挙がるキャラクターですので、ウィルソン・フィスクの名前はしっかり覚えておきましょう。

今回の記事はここまで。


  1. ボウリングのピンのセンター=重要人物という意味合いらしい。
  2. スーパーパワーを持つヴィランとしては、レッドスカルやドクター・ドゥーム、サノスなんかが大物ですね。彼らもみんなの宿敵。

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