【マーベルヒーロー】ニコ・ミノル(Nico Minoru):ランナウェイズのゴシック魔女っ子

マーベルヒーローの紹介、今回はランナウェイズを率いるゴス系魔女っ子、
ニコ・ミノルです。

MPQのスキル紹介は別記事をどうぞ。

キャラクター情報:ニコ・ミノル(Nico Minoru)

基本情報

ランナウェイズは悪の組織プライドに属する親を持つ若者たちのヒーローチーム。
親とは違ってみんな正義の心を持っています。「ヴィラン・キッズ」である。

ニコ・ミノルはランナウェイズの一応リーダー。
邪悪な魔法使いを親に持ち、彼女自身も強力な魔法を操ります。

データベースからのキャラクター情報はこんな感じ。

ニコ・ミノル(Nico Minoru)

  • 性別:女
  • 身長:5フィート4インチ(≒162.5cm)
  • 体重:102ポンド(≒46kg)
  • 瞳 :ブラウン
  • 髪 :ブラック
  • 能力:テレパシー、テレキネシス
Nico Minoru (Sister Grimm) In Comics Powers, Enemies, History | Marvel
After discovering the dark truth about her parents, Nico Minoru uses the powerful Staff of One to fight alongside her fr...

意外と小柄なのは日系だからかな。

ランナウェイズ:”プライド”の子どもたち

プライド(the Pride)というのは古代の巨人1に生贄をささげて力を得ようとする悪い大人たちの組織名。
プライドの構成員の子どもたちが親の悪事を知り、邪悪な正体を現した親たちから逃げ出して結成したのがランナウェイズというチーム。
ニコもこの初期メンバーの一人です。

ランナウェイズは親たちを止めようと奮闘し、プライドを壊滅させることに成功します。
ただその過程でチームのリーダー的存在だった仲間2を失い、さらには新たな悪人3が古代の巨人と契約する生贄として別の仲間4も殺されてしまいました。

そんな感じで仲間を失ったり、新たな仲間を得たり、他のヒーローから誤解されて戦ったり協力したり、一旦解散したり再集結しながらも、各メンバーはヒーローとして悪と戦い続けています。
親が邪悪でも子供はヒーローになれる。

出自も見た目もヒーローっぽくなくて独特の魅力がありますね。
メンバーはヒーローネームも持ってますが、基本的に本名で名乗ったり呼び合ったりしてます。

ランナウェイズはHuluでドラマ化してますが、邦訳コミックがほとんどないんですよね。
ヤングアベンジャーズと共演したシビルウォーのクロスオーバーコミックはありますが、残念ながら今は入手手段が限られてるみたいです。

オリジン:黒魔術師の娘

ニコはもともと普通の高校生。
毎年親たちが開く”パーティー”に飽き飽きしていたところ、そのパーティーが実は巨人に生贄をささげる儀式だったと知ってしまいます。

邪悪な魔法使いとしての正体を現した母親に、魔法の杖”スタッフ・オブ・ワン”で胸を刺し貫かれそうになりますが、血を流したことでニコの魔法の才能が発揮。
スタッフ・オブ・ワンの力を吸収し、ゴシック魔女っ子となったのです。

「シスター・グリム」というコードネームをランナウェイ結成時に付けましたが、基本呼ばれません。

ニコの父親も母親もプライドの構成員で魔法使い。
血筋を辿ると日系のようですが、ニコは普通にアメリカ生まれです。

ヴィジュアル:ゴス系美少女

ランナウェイズはヒーローネームもほとんど使わずコスチュームも着ません。
ニコも魔法使いだからゴス衣装を着てるわけではなく、単に趣味だと思われます。似合うよね。
黒髪はだいたいポニーテール。

魔法の杖スタッフ・オブ・ワンは必要なときだけ体内から呼び出すため、普段から持ち歩いてるわけではありません。

能力:詠唱魔法

ニコは血を流すことで魔法の杖スタッフ・オブ・ワンを体内から取り出し、魔法を使えるようになります。

スタッフ・オブ・ワンの魔法は「口にしたことを実現する」という仕組みなので、何か言わないと何も起きません5
さらに「一度使った呪文(言葉)はもう使えない」という制限があるため、同じ効果の魔法を何度も使いたければ言い回しを変える必要があります。たとえば暗い場所を照らす呪文なら「明るくなれ」とか「照明」とか「電気点けて」とか。ボキャブラリーの豊富さが求められます6。同じ言葉を別の言語で言うのもアリらしい。
基本的に言葉にしたことは何でもできるものの、死者をよみがえらせることはできません。

今はニコも修行を積み、スタッフ・オブ・ワンなしでも魔法が使えるようになったようです。

ニコのロマンス

ヒーローチームのご多聞に漏れず、ランナウェイズでもロマンス模様が様々に繰り広げられます。
もちろんニコの相手も色々。

ランナウェイズの最初のリーダーであるアレックス。ところがアレックスが実は自分の親のためにランナウェイズを結成させ利用していたために残念な結果に。アレックスはプライドとともに命を落としてしまいました。

ランナウェイズに加入したいと言う謎の少年トフィー。ところが正体はヴァンパイアで、彼はカロリーナの太陽属性の血を吸ったために消滅してしまいます。

ランナウェイズの初期メンバー、マッドサイエンティストの息子チェイス。ニコは彼との冒険の末についキスしてしまいますが、彼にはゲートという想い人が。

それからランナウェイズ初期メンバー、異星の侵略者の娘カロリーナ・ディーン。同性愛者のカロリーナにも相手は色々いたのですが、ニコも彼女と過ごすうちにそれらしい感情を抱くことがあったもよう。

まあヒーローチームで誰と誰がくっつくっていうのはどこにもあるものです。

 

最後に

見た目もかわいくて強キャラなニコ、ぜひファンになってください。

ランナウェイズのコミックシリーズはそれほど多くないので、英語に抵抗なければ1から入りやすいかも。
抵抗のある方はHuluのドラマ(シーズン3まで制作済み、日本公開済みはシーズン2まで?)から入ってみてもいいんじゃない。ニコ役には日本人俳優さんが起用されてます。

コミックの方もまだ展開がありそうなランナウェイズを見守っていきましょう。

今回の記事はここまで。


  1. ギバーリーム(Gibborim)という。
  2. アレックス(Alex)という少年。親の正体を最初に悟ったのが彼であり、プライドの内部抗争から自分の親を救おうと画策してランナウェイズを結成させたのも彼。
  3. アレックスの父親ジェフリー(Geoffrey)。
  4. ゲート(Gert)という少女。遺伝子操作で作られた恐竜のオールドレースと交信できる。
  5. ヤング・アベンジャーズのウィッカンが使う魔法も、同じように口にしたことを実現するもの。彼の場合は自分の声が自分で聞こえないといけないらしいけど、ニコもそうなのかな。またウィッカンは一度唱えるだけだと力が弱いので何度もブツブツ同じ呪文を繰り返しますが、ニコはさらっと言うだけでいけるみたい。
  6. ここがMPQのスキルでもちゃんと再現されてるのにこだわりを感じる!詳しくはMPQ情報の記事にて。

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