ミラキュラス レディバグ&シャノワール:ストーリーと感想【第52話 サンタクロウズ】

フランス発の日本風変身ヒーローアニメ・ミラキュラスのストーリーと感想です。
本話までのネタバレを含みますので、視聴予定の方はお気を付けください。

話のナンバリングは日本のディズニーチャンネル準拠。
各エピソードの目次はこちら

第52話 サンタクロウズ(Santa Claws)

クリスマスエピソードがここで登場。
オリジナルのナンバリングではシーズン2の最初に当たります。時系列的にはシーズン1と2の間くらい。

ストーリー

プロローグ

急に歌い出すマリネット
ホワイトクリスマスイブの夜、やって来たお客さんにメリークリスマスの挨拶とともに心をこめてケーキを渡す。
アドリアンの家のケーキを取りに来たボディーガードに、マリネットはアドリアンのために用意したプレゼントを渡してもらうようお願いした。

当のアドリアンは家でナタリーとツリーの飾りつけをしていたものの、父親が一緒に過ごそうとしてくれないことに傷つき、部屋に閉じこもる。
シャノワールに変身すると、雪の降りしきる夜の街に飛び出して行った。

アクマ誕生

友達の家族団らんを窓から見て孤独に悲しむシャノワール(歌いながら)。
カタクリズムで広場のクリスマスツリーを破壊してしまおうとしたが、母の顔が脳裏に浮かんで手を止め、代わりに街灯を破壊する。
変身を解き、疲弊した様子のプラッグをマリネットにもらった帽子にくるんでやって、家に帰ることに。

その頃のアグレスト邸、ガブリエルは息子が部屋にいないことに気付いてショックを受ける。開いた窓から誘拐されたのではないかと恐れ、ナタリーに命じると方々に連絡をとって捜索を始めた。

知らせを聞いたマリネットも心配し、レディバグに変身してアドリアンを探しに行く。

徒歩で家に向かうアドリアンは、路上でプレゼントを配っているサンタクロースのおじさんが悪ガキに「どうせ本物じゃない」とからかわれているところに出くわす。サンタさんの気持ちを考えなさいと子供たちをたしなめると、サンタはお礼を言ってホットチョコレートとチーズをふるまってくれた。
サンタはお父さんのために家に帰った方がいいとアドリアンを慰め、ソリで家まで送ってくれるという。
悪ガキに雪まみれにされたサンタの帽子を見て、アドリアンはマリネットにもらった帽子をプレゼントした。

レディバグはカタクリズムで破壊された街灯と、アドリアンが落としていったマリネットのメッセージカードを見つける。そして悪者にさらわれたアドリアンをシャノワールが助けようとしたのだと思い込んだ。

サンタに送ってもらったアドリアンが家のベルを鳴らすと、ガブリエルは誘拐犯が身代金を要求しに来たのだと思い込んで怒鳴りつける。
そこに現れたレディバグも、サンタはアクマタイズされているのだと言ってヨーヨーで襲いかかった。

誤解に気付いたレディバグは慌てて謝ったものの、悪党呼ばわりされたサンタは「クリスマスの精神は失われた」と怒り悲しむばかり。
一人ソリに乗り込んだサンタのもとに、ホーク・モスの放ったアクマの蝶が飛んでくる。アクマは帽子に憑りついて、サンタをサンタクロウズへとアクマタイズした。

ヒーローの戦い

サンタクロウズは歌って踊りながらレディバグを脅かし、宙を舞うソリに乗ってアドリアンの部屋を訪れる。アドリアンには恩があるから代わりに復讐してやると宣言して、パリの街に飛び出した。
ボディーガードがサンタクロウズの恐怖のプレゼントで追い出された隙に、アドリアンはシャノワールに変身。

レディバグとシャノワールはサンタクロウズのソリに振り回されたあげく、アルヤの家に飛び込んだ。
体勢を立て直し、ラッキーチャームでダンボール箱を入手。
アルヤの家の文房具を使って何やら作業をしたレディバグは、シャノワールをパン屋へおつかいに行かせ、自分は大きな袋を背負って再び外に飛び出して行った。

エッフェル塔にシャノワールとレディバグの姿を見つけたサンタクロウズは、大きな箱が吊るされているのに気付く。あなたへのプレゼントだとシャノワールに歌われ、ついつい手を伸ばしてしまう。
箱の中から飛び出したのはレディバグだった。シャノワールの背後にいたレディバグはパン屋に飾っていたパネルだったのだ。
ヨーヨーでサンタクロウズの動きを封じ、その隙にシャノワールがカタクリズムで帽子を破壊。ミラキュラス・レディバグですべて元通り。

エピローグ

家に戻ったアドリアンに、ガブリエルはもういなくならないでくれと語りかける。
そこに来客があった。ナタリーがアドリアンが見つかったことを連絡し、心配していたみんなが来てくれたのだ。
顔を輝かせるアドリアンにガブリエルもうなずき、アグレスト邸でにぎやかなクリスマスパーティーが催されたのだった。

感想とメモ

今回はミュージカル回。マリネットが急に歌い出すのがシュールだった。

とりあえず「サンタクロウズ」と聞いて真っ先に思いついたロックナンバーをBGMにどうぞ。ミラキュラスとは関係ないけどカッコイイから1

Alice Cooper – Santa Claus is coming to town

ケーキを買いに来るみんな

時系列的にはシーズン2より前ってことで、まだ登場してないアルヤのお姉ちゃんやジュレカの家族、クロエのママなんかは姿を見せず。
クラスメイトではナタニエル、イヴァン、ミレーヌも登場せず。バスティエ先生とかオウルも。

高級志向のクロエと市長がマリネットの家のパン屋にケーキを買いに来るとは思わなんだ。でもマリネットの家っていつもイベント用のケーキを用意してるし、実はパリでは名の知れたお店なのかもしれない。パパとママ以外の従業員いないけど。

クロエ「アンタのこと好きになったわけじゃないからね!」
ありがとうございます。

ひとりぼっちのシャノワール

アドリアンにとっては母親のいない初めてのクリスマス。そこに父親も来てくれないとなっては、落ち込まざるをえない。
家族で過ごすイベントは、温かい家族に囲まれたマリネットにとっては楽しいもの。
でもアドリアンやガブリエルのように大切な家族を失くした人にとっては、その寂しさを思い知らされる嫌な機会にもなりえる。

アドリアンは珍しくカッとして、シャノワールに変身して街に飛び出す。彼にとって変身は、人前で見せられない正直な感情を解き放つことでもあるんだろう。

で、クリスマスツリーにカタクリズムを当てる寸前までいっちゃったが、母親の顔を思い出して手を止めた。
変身した最初から危ないところがあると思ってたシャノワールだが、ここまで本当に危ないことをしでかすのは初めて。自制させるのが母親の存在だとしたら、その母親が死にかけてるって状況を知ったら、混乱してそれこそ暴走しちゃわないだろうかね。

でも邪悪なサンタクロウズがソリから落ちそうになって自然と助けちゃうシャノワールは、ちゃんとヒーローなのだ。

レディバグの閻魔帳にも……

アドリアンへの心配が高じたあまり、サンタがアクマタイズされてると決めつけて襲いかかったレディバグ。
クリスマス回でミュージカル回だからってちょっと短絡的すぎるような。
家から出るところならまだしも、帰ってきたところだし。
シャノワールとは別の意味でレディバグも実は危険じゃないかと思わせる。いつも自信をもって行動してるから「私には分かる」と思い込んでしまうと止められない。

一方のガブリエルの態度は、どうもわざとのようだ。
サンタのおじさんが無実だということは分かってた。そこをあえて犯人扱いしてアクマタイズしてやろうと思ったんだとすると、けっこう邪悪。アドリアンのことを心配してたのは本心だと思うけど、ちゃんと戻ってきたのを見たら安心できたってことなのか。切り替えが速い。

まあ、この話の時点でホーク・モス=ガブリエルというネタが割れてない設定だったんだろう。

邪悪なサンタクロース

今回登場したサンタさんが「本物」かどうかは言及されず。実は本物だったってのがよくあるオチだけど。
空ではなく路上だけど、本当にトナカイにソリを引かせて移動してるし、クリスマスはあちこちで過ごすとか長居はできないとか意味深なことを言うし、「マンガじゃあるまいし」とマンガ的なセリフも言うし、プレゼントを「もらう」ことに妙な憧れを抱いてるし、ひょっとしたら本物だったのかもしれないね。

サンタクロウズのB級ホラー映画感、好き。
あのサンタクロウズ踊りはナニ? キャッチーで耳にこびりつく。
トナカイとソリを飛ばして壁をすり抜け、プレゼントの箱からクモとかコウモリを出す能力がある。
でも結局ボディーガードとクロエにしか悪さしなかったな。ナイトメア・ビフォア・クリスマスよりは悪影響なかったです。

その他ポイントメモ

  • ディズニーチャンネルは、クリスマスとかハロウィンとかのスペシャルエピソードをその季節が来るまで放送しない。51話の次が53話になってると、録画し忘れたかと戸惑うからやめてほしいのである。
  • 冷たく見えるナタリーが、ちゃんとアドリアンの寂しさを汲み取ってあげてる。最後にみんなを呼んでくれたのもナタリーのはからいだろう。
  • 今回はアドリアンもマリネットも変身バンクの顔が悲しげ。
  • プラッグがねんねした雪の跡がかわいい。
  • マリネットからのプレゼントとメッセージカードに「素敵な子だなぁ」とアドリアンの素直な感想。
    マリネットのくせにメッセージカードを入れ忘れなかったのか。
  • プラッグがこんなに疲れてるのはなぜ?もともとお腹すいてる(エネルギー不足)状態だったから?それともアドリアンがマイナスの感情とともに変身したから?
  • 黒目がちで若干邪悪そうな面持ちに見えるサンタさん。
  • ちょうどカマンベールを持ち合わせてるサンタさん。
  • サンタ「マンガの世界じゃあるまいし、悪者なんて!」
    これはツッコミ待ち。
  • ホーク・モス「一年間ずっといい子にしてきた私」
    これもツッコミ待ち。
  • ボディーガードさんもクモは苦手。
  • シャノワールのしっぽは持つところ。
  • 顔が緑で邪悪なサンタが出てくる映画ってなんだっけと思ってたら「グリンチ」だった。昔のジム・キャリーがやってたやつ。
  • 今回はエンディングミュージックにもクリスマスアレンジが。

今回の記事はここまで。


 

  1. アリス・クーパー御大にもフィニアスとファーブにゲスト出演してほしかったなあ。

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