ミラキュラス・第1シーズン(1~26話)の各話についてストーリーと感想をまとめます。順次追加予定。
ネタバレを含みますので、視聴予定の方はお気を付けください。
※先のシーズンの話はしないつもりです。
話のナンバリングは日本のディズニーチャンネル準拠。
シーズン1の目次はこちら。
シリーズ全体の紹介はこっちの記事を参照ください。こっちはストーリーのネタバレなし。
第18話 サイモン・セッズ
アドリアンのお父さんアグレスト氏が狙われる。催眠術師も大変。
ストーリー
プロローグ
一般人参加型テレビ番組の「お題にチャレンジ!」にニノが出演。
応援に行きたいマリネットだが、授業への無断欠席が続いたせいで両親から外出禁止を言い渡されてしまう。
アクマ誕生
ブルジョワ市長にビートを刻ませるチャレンジに成功したニノは、次回も出演が決定。
スタジオに見に来ていたアドリアンも喜んだ。
続いてのチャレンジャーは催眠術師のサイモン・グリモール。
カードで人に催眠をかけ操ることができるという。
彼のチャレンジは、外出嫌いのガブリエル・アグレスト氏に催眠術をかけてスタジオまで連れてくるというもの。
が、アグレスト氏はもちろんそんなくだらない企画への出演を拒否。
チャレンジを受けてもらえなかったってことでなぜかチャレンジ失敗扱いに。
理不尽な結果にサイモンはしょんぼり。
その様子を見ていたホーク・モスは彼の元にアクマの蝶を差し向けた。
最強の催眠術師になる力を与えるという取引を受け入れたサイモン。
カードに取り憑いた蝶の力で、サイモン・セッズ(Simon Says)へとアクマタイズされた。
スタジオに戻ったサイモン・セッズ。
「サイモン・セッズ」と唱えてカードを投げつけることで、相手を言葉通りに操ることができる。
アドリアンはすぐに小部屋に隠れてシャノワールに変身。
ヒーロー登場
テレビ中継でアクマの登場を悟ったマリネットはレディバグに変身。
ベッドで寝ているよう見せかけて、こっそり部屋を抜け出した。
サイモン・セッズの狙いはなぜかアグレスト氏。
チャレンジを拒否したことに復讐する気らしく、テレビ中継でアグレスト氏に催眠をかけると宣言する。
シャノワールがサイモンを止めようとするが、操られたアドリアンのボディガードによって妨害される。
その間にサイモンはテレビ局スタッフを操り、アグレスト氏を探しに差し向けた。
シャノワールはカタクリズムでエレベータを壊してボディガードを奈落の底に突き落とし(本当)、変身を解いた状態でレディバグとニノと合流。
狙われたアグレスト氏の様子を見に自宅に戻る。
ヒーローの戦い
アドリアンの家に戻ってみると、アグレスト氏は狙われてることもご存じでいつも通り冷静沈着。
逃げてというアドリアンの言葉を聞き入れずに部屋に戻れと命じ、レディバグに「きみが守ってくれるんなら安心」とわずかに笑みを見せる。
アドリアンは父の態度に憤りつつ、シャワーを浴びるフリをして再びシャノワールに変身。
外ではサイモン・セッズに操られた人々がアグレスト邸に押し入ろうとしていた。
警備システムでバリケードを築くが、強化された群集にいつまで保つか。
アグレスト氏をしつこく狙うサイモン・セッズに、ホーク・モスはミラキュラスを奪うのが目的だと念を押す。
ニノとナタリーはアグレスト氏の部屋に逃げ込み、シャワーから出てきたアドリアンもレディバグと一緒に逃げようとする…が、とうとう群集が警備システムを破って侵入してきてしまった。
またもシャワールームに隠れたアドリアン、三回目のシャノワールに変身!
アグレスト氏はサイモン・セッズに捕まり、テレビスタジオに連れてこられて催眠術で蝶々にされてしまう。
スタジオに駆けつけたレディバグとシャノワール。
レディバグはラッキーチャームで普通のヨーヨーを入手。
飛行機にされたアグレスト氏が屋上から投身しちゃうピンチ。
サイモンの力でいつものヨーヨーを封じられたが、さっき入手したヨーヨーでサイモンの手を弾き、シャノワールのカタクリズムでカードケースごと壊してアクマの蝶を解放。
ミラキュラス・レディバグですべて元通り。
エピローグ
家に帰って母親の写真を眺めるアドリアンのもとに、アグレスト氏がやってくる。
何も言わずに息子を抱きしめるアグレスト氏。
そしてアドリアンが指輪をしていることに気づくと驚いた顔を見せた。
一週間後、無遅刻無欠席でいられたマリネットは無事に外出禁止を解いてもらえた。
自宅でパパとママと一緒に今週のチャレンジ番組を見ようとするが、ニノがお題で「レディバグとシャノワールを踊らせる」と指名。
レディバグはもちろん期待に応えるのだった。
感想とメモ
アドリアンのお母さん
今回は出不精のガブリエル・アグレスト氏がこれまでで最も長く登場。
それによってアグレスト家、特にお母さんの情報がちらほらと出てきた。
とっても美人なアドリアンのお母さん。
ガブリエルもアドリアンも彼女の写真や肖像を大切に飾っていて、どうやら彼女のことが大好きみたい。
アドリアンはレディバグが彼女に似てると思ってて、ガブリエルは彼女を感情的で短気だと評してる。
つまりきっと、お母さんは正義感が強くて、自分の意思をはっきり主張する人物だったんでしょう。
彼女がどうしていなくなったのか、今のところは語られないけれど、何か普通でない事情がありそうだ。
アグレスト氏の心の中
何かと心の内を見せなかったアグレスト氏だが、今回は非常に表情豊か。
そして明らかに意味深な言動が目立っていた。
息子のアドリアンにはいつも通り厳しい態度。
レディバグに息子自慢するときも、「完璧」という微妙なワードを使っていた。
人物と言うより作品に対する形容詞みたいだ。
が、最後に息子を抱きしめに来た彼の表情には確かに愛情が浮かんでいるような気がした。
でも最後に気にしていたのはアドリアンの指輪である。
一方、レディバグに対する態度はなんだか妙に柔らかい。
アドリアンと同じように、レディバグに妻の面影を見ている?
それとも彼女のイヤリングが気になっていたんだろうか。
アグレスト氏の最後のセリフは「すべてうまくいって良かった」。
「無事で良かった」じゃなくて、「すべてうまくいって良かった」…。
サイモン・セッズ
文字通り「サイモンの言う通り(As Simon says)」にする能力。
操作系能力はさすがの強さ。
だけど色々気になってしまう。
例えば蝶々を知らない人に「蝶々になれ」って言ったら通じるのか?
「相手が言葉を聞いていなくてもいい」って明言してたってことは、やっぱり「サイモンの言う通り」になるのであって、サイモンがイメージした通りの動きをするってことになる。
それは強いなあ。
もう一つ、その人の能力を超えることをさせられるのか?
人間が普段使っていない潜在能力は計り知れないとも言いますけれども、リソース的にはできるとしてもやり方を知らないとできないことは?
逆上がりとか、バタフライとか。ものすごくおもしろいギャグを言うとか。
それもサイモンがイメージする通りの動きになるのか。
じゃあ逆にサイモンがやり方を知らないことはやらせられないのか?
例えばレディバグに「変身を解け」とか「変身しろ」とか。
でも命令の仕方が「こうやって動け」というよりは「こういう結果をもたらせ」って感じだったから、やっぱり飽くまで具体的な体の動かし方を判断するのは催眠にかけられた本人なのか…。
もちろん、んなこと深く考えんなってのは分かってます。
でも考えたいんだもんね。
さすがにとがめられるマリネットのサボり癖
とうとう学校のサボりすぎをとがめられたマリネット。
ヒーロー活動をするには仕方ないとはいえ、訳を話すこともできないのが痛い。
監視されてる週に運良く無遅刻無欠席でいられたのは良かったね。
しかしこれまで突っ込みがなかったっていうのがすごい。
文化の違いか?
日本の高校なら一時間でも消息不明になったらそれこそ親に事情聴取されそうだが…。
そういえばマリネットが消息不明になるのと同じ頻度でアドリアンも消息不明になってると思うんだけど、そっちは突っ込まれない。
アドリアンの方が厳しい監視体制下に置かれてるはず。
やっぱりボディガードがアンドロイド?
その他ポイントメモ
- お題になってあげるブルジョワ市長、けっこう暇である。
- ホーク・モスもテレビ番組見てるみたい。なんかかわいい。
- アグレスト氏はくだらないテレビ番組のお題にされても辛辣。
番組側もなんで受けてくれると思ったんだ。 - アグレスト氏があまりにも被害者。番組が悪いのにサイモンに逆恨みされることに。
- アグレスト氏に催眠をかけようとするサイモン・セッズを面倒くさがるホーク・モス。
彼の言う「良い案」とはきっと…。 - あのボディーガードって思いっきりエレベーターに落とされてたのは平気なのかい?
一向に名前が出てこないあたり、実はアンドロイドだった説とか…。 - レディバグとアドリアンの接近遭遇再び。
赤くなっちゃうアドリアンと、なんとかヒーローモードを保つレディバグ。 - アドリアンが初めて友達を部屋に連れてきたのはきっと初めて。けど遊んでる暇がないのが残念。
- アドリアン「シャワー浴びてくる」
ニノ「今かぁ?」
アドリアン「ほら僕…モデルだから」
アドリアンの定番の言い訳はシャワー。マリネットは定番がない! - 「偉そうにするのはやめて、言うことを聞いてくれよ!」
シャノワールになるとはっきりモノが言えちゃうアドリアン。
それに対して「気が短いところが誰かに似ている」と嬉しそうなアグレスト氏。 - アドリアンのPCの壁紙は17歳の頃のお母さん。
どうやらレディバグにお母さんの面影を見ているらしい。 - アグレスト氏危機一髪。「死因:自分を飛行機だと思いこんで落下死」はカッコ悪い。
- アグレスト家の不思議な関係を見て、マリネットも自分のパパとママを大切にしたくなったみたい。
二人は本当にいい人さが全身からにじみ出ている。
マリネットがレディバグだと知っても背中を押してくれそうだ。 - それにしてもマリネットのお父さんでっかい。
今回の記事はここまで。
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