ミラキュラス・第1シーズン(1~26話)の各話についてストーリーと感想をまとめます。順次追加予定。
ネタバレを含みますので、視聴予定の方はお気を付けください。
※先のシーズンの話はしないつもりです。
話のナンバリングは日本のディズニーチャンネル準拠。
シーズン1の目次はこちら。
シリーズ全体の紹介はこっちの記事を参照ください。こっちはストーリーのネタバレなし。
第8話 イラストレーター
ナタニエル回…サブリナ回…いや、マリネットヒロイン回かな。
ストーリー
プロローグ・アクマ誕生
マリネットのクラスの化学の授業中。
ナタニエルは、自分がヒーローになってマリネットを悪者から救うマンガを描いていた。
それが先生にバレて怒られ、さらにマンガをクロエに見られてマリネットが好きなのかとからかわれる。
クロエからノートを奪い返してとぼとぼと教室を出るナタニエル。
ホーク・モスはそこに黒い蝶を差し向け、ペンに取り憑いた蝶の力でイラストレーター(The Evillustrator)へとアクマタイズした。
一方マリネットは、化学の課題発表グループがよりによってクロエとサブリナと一緒になる。
しぶしぶながらも真面目に課題の相談をしに行くマリネットだが、クロエはまともに話す気もない。
サブリナいわく「サブリナとマリネットが調べ物をしてクロエが発表すればいいじゃない」とのこと。
彼女は小学校のときからずっとクロエの宿題を代わりにやっていて、それが友達の証だと信じているらしい。
クロエは「友達」の名の下にサブリナを利用し、友達がほしいサブリナは言いなりになっているようだった。
クロエみたいな友達なんかいない方がマシと面と向かって言い返すマリネットだが、クロエは気にも留めず美容院に行ってしまった。
サブリナの方はマリネットの親身な態度に超感激。
あなたこそ本当の友達、一緒に課題をやってクロエのことを先生に言いつけちゃおう!とハイテンションに迫ってくる。
サブリナのウキウキ加減にちょっぴり引き気味のマリネットだが、ともあれ課題をやりに一緒に図書室へ。
ヒーロー登場
図書室にやってきたクロエは、「もう宿題を代わりにやってあげない」と言うサブリナにブチ切れ。
おしゃれなベレー帽子をエサにされ、サブリナはまんまとクロエに傾いてしまうが…
そこにイラストレーターが登場。
タブレットに描いた巨大ドライヤーを出現させ、クロエの弱点であるヘアスタイルを攻撃した。
図書館にいたアドリアンは、アクマの気配を察知してシャノワールに変身。
マリネットもどさくさで本棚の陰に隠れてレディバグに変身。
巨大ドライヤーは撃退したものの、アクマには逃げられてしまう。
アクマは明らかにクロエを狙っていると、クロエの家にわざわざやってきたレディバグとシャノワール。
が、クロエの性格の悪さにうんざりしていたレディバグは、護衛なんかする気はないとさっさと帰宅して変身解除。
サブリナを図書館に置いてきちゃったと慌てるマリネットの部屋を、イラストレーターが訪れる。
彼はマリネットを襲う気はなく、自分の誕生日である今夜二人で会いたいとイラストを渡してきた。
今夜は課題をやる約束があるからと断ろうとするマリネットだが、イラストに描かれたサインを見てアクマがナタニエルだと気付く。
もうクロエを襲わないようにお願いして、デートの約束を承諾した。
シャノワールはクロエの宿題をやらされそうになっていたが、レディバグから「クロエじゃなくてマリネットっていうかわいい子を守ってあげて」と連絡を受けてさっさと退場。
で、今度はサブリナがマリネットを訪問。
「マリネットの地理の宿題をやっておいた、化学の課題は今日やるよね?」と迫ってくるサブリナに、今夜大事な予定が入ったと告げるマリネット。
当然怒ったサブリナは、マリネットもクロエと同じだと言い捨てて立ち去ってしまう。
入れ替わりにやってきたシャノワールと「初対面」なマリネット。
レディバグがいないから、シャノワールとマリネットでアクマをやっつけるのだ。
ヒーローの戦い
夜になって、デート用の船を彩るイラストレーター。
タブレットにイラストを描くには光源が必要らしい。
ロマンチックな船旅を楽しみながら、マリネットが言うならもうクロエを傷つけないと言うイラストレーター。
二人はいい雰囲気…だがマリネットはイラストレーターからアクマの宿ったペンを奪い、そこにシャノワールが登場。
マリネットにあざむかれたと怒ったイラストレーターは、ペンを奪い返してクロエに報いを受けさせると言って立ち去る。
箱に閉じ込められたマリネットとシャノワールは、マリネットのアドバイスに従って脱出していた。
イラストレーターはクロエの家を訪れ、クロエの服や靴を消し去り、巨大ハイヒールで踏みつぶそうとする。
そこに現れたレディバグとシャノワールは、クロエを救うためアクマと戦う(まじか)。
シャノワールのカタクリズムで明かりを消そうとしたが失敗し、床を消されて落っこちるピンチ。
そこでレディバグがラッキーチャームでスーパーボールを出現させ、跳ねるボールで部屋中の明かりを破壊した。
タブレットの力を失った隙にペンを壊して、蝶をガッチャ!
ミラキュラス・レディバグで全部元通り。
エピローグ
翌日、すてきなベレー帽をかぶったサブリナはマリネットにぷんぷんしつつ、結局クロエといつもの「友達」関係に戻っていた。
マリネットはアドリアンとお話しして肩をぽんぽんされただけでもう夢心地。
感想とメモ
ロマンチストな少年アクマ
今回は始まっていきなりアクマタイズ。
しかしそのナタニエルがどうにも不憫な話である。誕生日なのに。
マリネットに好意を抱くナタニエルは、アクマになっても割と穏やかだし、クロエにベレー帽を浴びせて巨大ドライヤーで熱攻撃した以外には誰も傷つけてない。
にもかかわらずマリネットがイラストレーターの真摯な態度をおもんばかってあげないのは、やっぱり「アクマタイズされてる=本人とは別人」っていう認識ゆえなのか?
でも「あなたはアクマタイズされてるから助けたい」って説得してペンを壊す道もあったと思うけどなあ。
いずれそういう話も出てくるかもしれない。
で、元に戻ったナタニエルにはなにかフォローしてあげたのかな?
お茶目度の高いマリネット
今回、マリネットはドジっ子控えめでお茶目が多め。顔芸も多め。
クロエにキリッと言い返す姿は非常に凜として、アドリアン相手にオタオタしている様とは段違いに格好いい。
シャノワールにしらじらしくしゃべりながらこっそり呆れてるジェスチャーが非常にキュート。
サブリナは…特に変化なし
サブリナはいつかマリネット側に来るんだろうと思ってたけど、まさかのとんぼ返り。
クロエに利用されてる自覚はあるけど、イケてるクロエの友達でいたいらしい。
改心するとしたら彼女自身がアクマタイズされる話で、ということでしょうか。
サブリナは利用されてるだけで悪い子じゃないように思えるけど、彼女の方も「都合の良さ」を相手に求めちゃってるところはあるんだよね。
帽子をエサにするクロエもクロエだけど、それに食いついちゃうサブリナもサブリナである。
クロエが地獄の犬小屋みたいな性格だってことは誰よりもよく知ってるはずなのに…。
その他ポイントメモ
- 今回のアクマ名は”Illustrator”ではなく”Evillustrator“とちょっとひねってある(日本語は普通だけど)。
フランス語でもそうなってるのかな? - 3話のテオといい、マリネットは芸術家に好かれる。
- この学校は生徒がなんかするとすぐ「校長室に行きなさい!」って言ってる。校長先生そんな暇なん?
- ホーク・モスさんは「感情に生きる芸術家」が気に入ったらしい。アクマタイズしやすいから?
- クロエは「私はサブリナの唯一の友達になってあげてる」って言ってたけど、クロエの方もサブリナがいないと他に友達いないのでは…。
- さすがに図書館って狭い空間で、たった今まで話してたマリネットが消えてレディバグが現れたらサブリナも不思議に思わないですかね?
- やる気なーい顔であぐらかくレディバグが新鮮。
- クロエはレディバグのファンだけど尊敬してる感じではない。
でも誉められて喜ぶクロエってのは意外と珍しいのでは?たいていは誉められても「当然でしょ」って感じだし。 - 地味にナタニエルのイラストを家まで持ち帰ってたクロエ。実は気に入ってた(落書きが)?
- サブリナからの怒濤の着信が怖い。
- イラストレーターは図書館でマリネットがレディバグに変身するところ見てなかったのか?
というか見られてもまったくおかしくなかったのでは…。 - シャノワールに対してしらじらしいマリネットがかわいい。ニャーニャーニャーニャー。
マリネットがこうやって誰かをあしらうのってなかなかないから新鮮。
シャノワールの中の人が中の人だけになおさら。 - ホーク・モスが「ミラキュラスを奪え、さもないと――」と脅すと、イラストレーターの手が震える。
さもないと能力を失うぞという意味?それとも他に裏があるのか? - イラストレーターは光さえあればなんでも出したり消したりできるのか。強キャラでは?
- ホーク・モス「そんなぁ!」なんかかわいい。
- レディバグとシャノワールに助けられた人としてクロエに取材するアルヤ。
あんただって何度も助けられてるでしょうに。 - 「シャノワールってイケてた?」とマリネットに聞いてみるアドリアン。
クラスメイトを助けたらいちいち聞いてるんかいと思うとお茶目。
今回の記事はここまで。
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