【マーベルヒーロー】ヴェノム(Venom):初代はエディ・ブロック

マーベルキャラクターの紹介。
エディ・ブロックのヴェノムはヴィランじゃなくてヒーローだ。
※エディ以外の話はありませんのでご注意。

MPQのスキル紹介は別記事をどうぞ。いったんアンチヴェノム分だけ用意してます。

キャラクター情報:ヴェノム(Venom)※エディ・ブロック

基本情報

ヴェノムという名前を持つキャラクターはいっぱいいます。
中でも元祖ヴェノムとなったのがエディ・ブロック

データベースからのキャラクター情報はこんな感じ。

ヴェノム(Venom)※エディ・ブロック(Eddie Brock)

  • 性別:男
  • 身長:5フィート11インチ(≒180cm)
  • 体重:175ポンド(≒79kg)
  • 瞳 :ブルー
  • 髪 :ブロンド
  • 能力:ヴェノムへの変身、シンビオート操作(生体ウェブ)
Venom (Eddie Brock) In Comics Powers, Villains, History | Marvel
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オリジン:スパイダーマンから剥がれたシンビオート

ヴェノムというのは、宇宙の寄生生物シンビオートの一個体。
最初はスパイダーマンに寄生したものの、宿主の暴力性を増幅させるシンビオートをヒーローのスパイディは受け入れることができませんでした。
スパイディに拒絶されたシンビオートはNYをうろうろし、エディという新たな宿主を見つけました。

エディ・ブロックは、NYのデイリービューグル社1で働いていた記者でした。
あるとき連続殺人鬼の独占インタビューで一躍有名になったものの、スパイダーマンが真犯人を捕まえたせいで、エディが取材した男は冤罪だったことが明るみに出ました。
そのせいでビューグルをクビになり、周りの人間たちからも見放されたエディは、スパイダーマンを逆恨みして強い憎悪を抱くようになりました。

スパイダーマンに捨てられたシンビオートと、スパイダーマンにすべてを奪われたエディ。
同じ相手への憎しみによってめぐりあった二人は、融合してヴェノムとなったのです。

といってもエディは悪人というわけではありません。
シンビオートのパワーは暴力的で残虐ではあるものの、悪党をこらしめるためには有用。
ヴェノムは悪党を容赦なくぶちのめすダークヒーローとなりました。

ただしスパイダーマンへの憎しみはしつこいもの。
悪党を倒すために共闘することはありながらも、ヴェノムがスパイダーマンの宿敵の一人であることは違いありません。

ヴィジュアルと能力:スパイダー風黒いボディ

上記の身体情報はエディの普段の姿。
寄生したヴェノムシンビオートが身体を覆うと、黒くて筋肉モリモリの姿に変身します。
口がでっかくなって舌がびろんと長くなっちゃうのも仕様のようです。

シンビオートは黒い不定形のネバネバで、再生力が非常に強い。
体を覆って防御に使うことも、変形して攻撃に使うこともできる汎用性の高さを誇ります。

シンビオートは寄生することで宿主の能力を吸収して強化する性質を持ちます。
ヴェノムの見た目や能力がスパイダーマンっぽいのは、最初にスパイダーマンに寄生したときにスパイダーパワーを一部持ってきたから。

シンビオートにも人格はあり、「シンビオートのヴェノム」と「寄生先の人間」を二人合わせて「キャラクターとしてのヴェノム」が構成されています。
どう見ても一人しかいないのに自分のことをWe(俺たち)と呼ぶのが特徴的。
脳内会話することはありますが、映画「ヴェノム」みたいにシンビオートが単独で勝手に動くイメージはあんまりないです。

アンチヴェノムへの変異

ヴェノムは悪党を倒すダークヒーローとして活動していましたが、スパイダーマンへの執着と憎しみを抱き続けていました。
スパイダーマンとの戦いでシンビオートのヴェノムは退治され、人間に戻ったエディは刑務所に送られることになります2

もちろんヴェノムは完全に消滅しておらず、ノーマン・オズボーンに利用されて元スコーピオンのマック・ガーガンに寄生。
こうして生まれた二代目ヴェノムは偽スパイダーマンとしてダーク・アベンジャーズに加わりました。

その後ガンに侵されたエディは、怪しい医者に受けた治療のよって体に残ったシンビオートが変異を遂げていました。
そこに、ガーガンから離れてエディのもとへ里帰りしようとしたヴェノムがやってきます。
ヴェノムはエディに寄生しようとしたものの、エディの体内で変異したシンビオートに拒絶されてしまいます。
このシンビオートがさらに変異し、エディはあらゆる病を治癒する「アンチヴェノム」としての姿と能力を得たのでした。

アンチヴェノムのシンビオートにはヴェノムのような人格はなく、純粋にエディの「能力」として任意に操ることができます。エディさえちゃんとしてれば大丈夫。
病を治すという特性はまさにヒーローなんですが、見た目が凶悪なのはヴェノムゆずり。ショットガンを撃ちたくなりますね。

コミック読むなら

エディのヴェノムといえば「Lethal Protector」という1993年のミニシリーズ。
スパイダーマンこの野郎と悪態をつきながらも、悪党には容赦せんダークヒーローっぷりをいかんなく発揮してくれます。
映画公開にともなって邦訳もされてますね。

アンチヴェノムになってからのエピソードも別の本にまとめられてます。
Kindleだと安いので気をつけてください。ついポチってしまう。
アンチヴェノムのお口は小さい分、舌がアリクイみたいで気持ち悪いね。

最後に

ヴェノムの派生キャラクターはまあ大量でややこしいですが、エディのことは「元祖」として覚えておきましょう。
ヴェノムの一族はむしろその話だけで記事を作るべき。というか他の誰かきっと家系図作ってるでしょう。

デザイン映えする見た目なのでグッズ展開も多いですね。
家に一つフィギュア置くとしたらならヴェノムのがいいです。

今回の記事はここまで。


  1. カメラマンのスパイダーマンが写真を持ち込んでいた大手出版社。
  2. このときエディの体に残ったシンビオートのカスが、同房だった殺人鬼のキャサディに寄生してカーネイジを生みました。

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