ミラキュラス・第1シーズン(1~26話)の各話についてストーリーと感想をまとめます。順次追加予定。
ネタバレを含みますので、視聴予定の方はお気を付けください。
※先のシーズンの話はしないつもりです。
話のナンバリングは日本のディズニーチャンネル準拠。
シーズン1の目次はこちら。
シリーズ全体の紹介はこっちの記事を参照ください。こっちはストーリーのネタバレなし。
第26話 ヴォルピーナ
感じの悪い転校生登場。彼女は追加戦士なのか…?
ストーリー
プロローグ
出かけようとするアドリアンは、父ガブリエルが母の絵画の後ろの金庫に何かを隠すのを見かけた。
不思議に思ったアドリアンと好奇心旺盛なプラッグが金庫を開けて中を見てしまう。
そこにはアドリアンの母の写真、チベットの本、クジャクのブローチ、ホテルのチラシ、そして分厚い古書がしまわれている。
本をめくるとスーパーヒーローの肖像が描かれており、中にはホーク・モスの姿も。
興味をひかれたアドリアンはつい本を持ち出してしまった。
アクマ誕生
マリネットが学校に行くと、「リラ」という何者かをもてはやす話題で持ち切り。
リラは転校生で、王族やロックスターやハリウッド監督と親しく、レディバグに助けてもらったこともあるという美人の女の子。
アルヤまでが「憧れちゃう」というリラがアドリアンと親し気に話すのを見て、マリネットはアドリアンが彼女を好きになるんじゃないかと大慌て。
アドリアンとリラが図書館で宿題をするというので、マリネットもついストーキングする。
アドリアンが家から持ち出したヒーローの本を見たティッキーとリラは興味津々。
レディバグに憧れを見せるアドリアンに、リラはおもしろくない表情をする。
リラは自分とレディバグは仲がいいから、学校が終わったらゆっくり話をしてあげると言ってアドリアンを公園に誘う。おまけにアドリアンの隙をついて例の本をこっそり盗み取った。
リラの行動を見ていたマリネットは、彼女の後をつけて公園へ。
狐のしっぽのネックレスを持つリラは本を興味深げに眺めていたが、アドリアンがやってきたのを見て慌てて本をゴミ箱に隠す。
ティッキーが本を抜け目なく回収し「思ってた通りの本だった」と言う。
リラの方はアドリアンに向かって、自分は狐のヒーローでありレディバグよりもすごいのだと主張する。
嘘だと分かっているマリネットは我慢ならず、レディバグに変身。
アドリアンとリラの間に割り込むとリラの大嘘を派手に指摘した。
リラは泣いて立ち去り、アドリアンはレディバグのきつすぎる態度を不思議に思う。
アドリアンとの仲を裂かれたリラはレディバグを逆恨み。
それを見つけたホーク・モスはアクマの蝶を差し向ける。
蝶がリラのネックレスに憑りつき、ヴォルピーナ(Volpina)へとアクマタイズされた。
ヴォルピーナは笛を吹くことで嘘を現実にする、すなわち幻を生み出すことができる。
その姿はまるで本に載っていた狐のヒーローそのものだ!
ヒーロー登場
突如空から降ってくる巨大な隕石に、パリ市民は驚愕。
そこに狐の姿をしたヒーローが現れると、隕石を受け止め空に投げ返した。
パリを救ったのはヴォルピーナを名乗る謎のヒーローだ!
もちろん、ヴォルピーナの活躍は嘘っぱち。
隕石もそれを受け止めたのも彼女の生み出した幻影だった。
ヴォルピーナは駆けつけ損ねたレディバグとシャノワールのもとにおもむき挨拶する。
シャノワールは新たな仲間が増えたと素直に喜んで見せるが、レディバグには彼女の存在がどうにも怪しく思えるらしい。
と、建物の屋根になんとホーク・モスが姿を現した!
ヴォルピーナの案により、三人別々の方向に分かれて挟み撃ちすることに。
すべてはヴォルピーナの作戦。
独りになったレディバグのもとに姿を現したヴォルピーナは、幻のミサイルでレディバグを囲み勝ち誇る。
彼女の言葉から正体がリラだと悟ったレディバグは、アクマタイズされたということもすぐに察した。
レディバグを脅してミラキュラスを要求するヴォルピーナ。
幻に気付いたレディバグは反撃に転じようとするが、結局逃げられてしまった。
ヒーローの戦い
ヴォルピーナはヒーローの姿を見せるためアドリアンの家に向かった。
レディバグから事情を聞いたシャノワールは変身を解いて自宅に戻る。
アドリアンの部屋で対峙するヴォルピーナとレディバグ。
お互い譲らずケンカ腰の二人に、タジタジしたアドリアンもバスルームで再び変身。
アドリアンを誘拐したと見せかけたヴォルピーナは、レディバグとシャノワールをエッフェル塔に誘い込む。
幻で大量の分身を生み出すリラに、レディバグはラッキーチャームを発動。
銀紙で包まれたチョコレートアイスを入手し、銀紙で太陽を反射させヴォルピーナ達に光を浴びせる。
眩しがった一体だけが本物だと見破り、シャノワールのカタクリズムで塔を破壊、鉄柱でヴォルピーナの動きを封じた。
ネックレスを破壊し、リベール・デュ・マールですべて元通り……
だが、リラのレディバグに対する恨みだけは晴れなかった。
ヴォルピーナは帰ってくるというホーク・モスの不敵な笑い声がどこかで響いた。
エピローグ
ティッキーが回収した例の本には、ミラキュラスの貴重な情報が記されているという。
悪の手に渡らないよう“ガーディアン”に預ける必要がある、彼に会うときが来たのだとティッキーはマリネットに告げる。
ティッキーに誘われマリネットが本を持ってきたのは、亀のマスターのいる整体院だった。
一方のアドリアンは本をなくしたことに気付き、まずいことになったと慌てていた。
次シーズンに続く。
感想とメモ
スーパー嘘つきのリラ
リラは紛れもない新キャラ。英語だと「ライラ」という発音に近い。
今までアクマになったキャラクターは町のどこかにいたモブという感じだったが、「転校生」という要素は非常に新鮮。
例の本に興味を示し、狐のネックレスを持っている……というのでてっきり本当にヒーローなんじゃないかと思った。
とはいえあの感じの悪さでヒーローっていうのは確かに考えにくいけど。
ヒーローじゃないにせよ、冒頭でみんながリラをもてはやしてたことといい、何か不思議な力を持ってるんじゃないかと勘繰らせる。
……が、ただの嘘つきな女の子でした。思わせぶりかい。
狐のヒーローを名乗って見せたのは、たまたま狐のしっぽのネックレスを持ってたからなんでしょう。
ホーク・モスの思わせぶりな口ぶりからすると、宿敵みたいな扱いになるのかな。
転校生という情報しかなく、どこに住んでるのかとかどこから来たのかとか明かされてないのもミステリアス。
それにしても学校のみんなはリラの言うことを素直にうのみにして憧れてたんだね。
確かにクラスの子はそろって素直だ。常識的な突っ込み入れそうなのはアリックスくらいかな。
レディバグご乱心
今回レディバグはかなりテンパってた。
リラがアクマタイズされたのは自分のせいだと思ってちゃんと謝りもしたけど、どうも彼女を嫌わずにはいられないみたい。宿敵クロエがかわいくなっちゃったから、新たなヒール枠ってことかな。
リラも相当嫌なキャラだから気持ちは分かるんだけど、アドリアンが絡んで冷静さを失ってるレディバグの様子はちょっと心配になってしまう。
アドリアンはレディバグに言い過ぎじゃないって指摘するとき、ちょっと遠慮してましたね。
相手がマリネットとかなら思ったことそのまま言えてたんだろうけど(そしてマリネットは死ぬほど落ち込む)。
マリネットがヴォルピーナの正体を知る前から妙につっかかってたのは、ヒーローの勘で怪しんでたからなのか、リラと同じ雰囲気を感じ取ってたのか、虫の居所が悪かったせいか。
最後、バスルームのドア越しに額を当てる二人はお互い”想い人”が向こうにいると思ってた。
レディバグにはアドリアン、シャノワールにはレディバグ。
噛み合ってるはずなのにすれ違う恋模様、まだまだ続きそうですね。
スーパーヒーローの本
ガブリエル・アグレスト氏が隠し持っていた謎の本。
ティッキーだけじゃなくプラッグも見覚えがあると言っていたあたり、ミラキュラスに関する正式な書物だということは明らか。
文字は暗号らしく読めないが、筆体からはアジアの雰囲気が読み取れる。
この本が秘めている情報とは?
そしてなぜアグレスト氏が隠していたのか?
アグレスト氏の隠し金庫
アドリアンも存在をしらなかったお父さんの隠し金庫。
中に入っていたものは意味深なものばかり。
本はもちろんとして、青いクジャクのブローチ(?)である。
オープニング最後に移るミラキュラスの宝石箱には、似た形のクジャクのミラキュラスがしまわれているように見えるが……。
ちなみにプラッグは金庫を通り抜けて中からロックを解除するという技ができるらしい。そうだっけ。
シーズン1最終話
シーズン1はこれにて終了。
いつも1話完結のくせにこういうときだけ「次回に続く」にするのは海外ドラマと同じ手口か。
次回27話では、マリネットが亀のマスターからミラキュラスについてのより深い情報を得ることになります。
新たなパワー、新たな仲間も増えて盛り上がるぞ!
その他ポイントメモ
- すごく今更だが、オープニングの最後のカットでティッキーとプラッグだけじゃなく、ヌール―(ホーク・モスのクワミ)と亀のマスターのクワミも飛んでる。前からそうだっけ?
- 番組説明では「ヴォルピナ」表記だったんだけど音としては完全に「ヴォルピーナ」だからそう書いてます。
- リラの笑い声を聞いた時点で「こいつ嫌な奴」と分かるのがすごい。
- 急に出てくるマンガタッチ、久しぶり。
- リラのことはほんとにただの女の子なのかなって疑いたくなるけど、もし何か特殊な背景があったらホーク・モスかティッキーが反応してるはずだよなあ。このシリーズ、変などんでん返しは狙ってないし。
- ヴォルピーナはアドリアンだけじゃなくシャノワールにも色目を使ってる。イケメンが好きなのかな。誰もシャノワールのことイケメン扱いしないけど。
- アドリアンの幻は見抜けないレディバグ。何かぶつけてみればすぐに分かるのに、心配で頭がいっぱいになっちゃうんだね。
今回の記事はここまで。
一向に追いつかないけどそのうちシーズン2以降の記事も作るかも。
コメント
全部読みました!考察も分かりやすく面白かったです。シーズン2以降も読みたいですお願いします( ; ; )
ありがとうございます!
シーズン2以降も順次書こうと思ってはいるのでお待ちいただければ嬉しいです。そうこうしているとまた新エピソードが放送されてしまう…。