ミラキュラス・第1シーズン(1~26話)の各話についてストーリーと感想をまとめます。順次追加予定。
ネタバレを含みますので、視聴予定の方はお気を付けください。
※先のシーズンの話はしないつもりです。
話のナンバリングは日本のディズニーチャンネル準拠。
シーズン1の目次はこちら。
シリーズ全体の紹介はこっちの記事を参照ください。こっちはストーリーのネタバレなし。
第20話 ギター・ヴィラン
今度はロックスターがアクマタイズ。超絶ソロ!
ストーリー
プロローグ
ホテルで新作アルバムの曲をプレイするノリノリなジャゲッド・ストーン。
が、売り上げが2位だったことにレコード会社のボスであるボブはお怒りで、流行りに合わせろ、売り上げトップのシンガー・ミスターXYとコラボしろと迫る。
ジャゲッドは聞く耳持たず、お気に入りのエッフェル塔のサングラスを作ってくれた学生に新作アルバムのジャケットをデザインさせると言い張った。
その学生・マリネットの元を訪れたボブは、ミスターXY風のイマドキなジャケットをデザインするよう依頼した。
今日中に見せてほしいと言われたマリネットは、パパとママに励まされながらデザインに取りかかる。
アクマ誕生
XYの音楽を聴きながらデザインしてみるが、どうもしっくりこないマリネット。
注文されたからと頑張ってみたが、ジャゲッドに見せても「きみらしくない」と突き返される。
ボブのことは無視するように言われて作り直すことに。
一方のジャゲッドは、ニュースでXYのインタビューを見て挑発されまくり。
古臭いと言われてブチ切れていたところをホーク・モスに目をつけられた。
アクマの蝶がギターに取り憑き、ジャゲッドはギター・ヴィラン(Guitar Villain)へとアクマタイズされた。
ワニのファングも一緒に。
ホテルから出てきたマリネット、通りかかったアドリアンに声をかけられる。
が、マリネットがキョドってる間にステキなクロエが割って入り、アドリアンをジャゲッドに会わせてあげると連れて行ってしまった。
アドリアンがジャゲッドのファンだと知って、マリネットは自分らしいデザインをしようと気合を入れ直す。
ヒーロー登場
ホテルではギター・ヴィランと、ドラゴンと化したファングが暴れていた。
彼のクールなギターの波動を浴びると、彼の音楽にノリノリになってしまうのだ。
アドリアンはクロエをエレベーターに押し込み、自分はシャノワールに変身!
ドラゴンファングが宙を舞うのを目撃したマリネットも、木の陰でレディバグに変身!
超絶ソロの衝撃波で単純に打ちのめされていた(ヘドバンしないの?)シャノワールを助けに入るレディバグ。
しかしドラゴンをやりすごしている間に逃げられてしまう。
ドラゴンに乗ってミスターXYを探すギター・ヴィラン。
XYはテレビ局から一足先に逃げだしていたものの、あっさりとギター・ヴィランに捕まってしまう。
ヒーローの戦い
夜になって、XYのコンサートをジャックしたギター・ヴィラン。
縛り上げたXYにギターの衝撃波を浴びせ、エッフェル塔から突き落とそうとする。
レディバグとシャノワールはファングを手懐けてエッフェル塔のてっぺんに駆けつけた。
XYのピンチに、レディバグはラッキーチャームでハードワックスを入手。
シャノワールがカタクリズムでギターの波動に対抗している隙に、ギター・ヴィランのドレッドヘアをワックスで固めて視界を封じた。
落下しかけたXYを助けたついでにギターを破壊し、リベール・デュ・マールでアクマを浄化。
ミラキュラス・レディバグですべてロックンロール。
エピローグ
急いで帰ったマリネットは、ジャゲッドらしいアルバムのデザインを仕上げることができた。
ジャゲッドにも超絶喜んでもらえて大成功!
ボブは不満顔だったが、ニューアルバムはXYを押さえてヒットチャート1位を獲得した。
マリネットはロックスターのデザイナー!
あろうことかアドリアンにサインをねだられてしまって幸せなマリネットだった。
感想とメモ
マリネットがあまりにも順調に出世していく。
アクマはドラゴン付きでクールだし、終始ロックが流れてるのもご機嫌。
シャノワールは今回ちょいとポンコツ。
ギター・ヴィラン オン・ステージ
今回は(今回も?)直球なアクマ名「ギター・ヴィラン」。
前回はフェイントでしたが今回でジャゲッドがアクマタイズされる。
ジャゲッドはロックを愛する反骨精神の男。
汗とレザーの香りがにじみ出るコテコテなロックが彼の世界らしい。
見た目的には王子様みたいなジャケット着てあんまり汗くさい感じじゃないけどね。
黒いレースの手袋が似合ってる。ちょっとゴス系?
でもボブが持ってきたオシャレなカバーアートも悪くないんじゃない。
香水の広告みたいだけど。
ギター・ヴィランの能力の方はかなり単純。
衝撃波と、強制ヘッドバンギング。いちいち鳴るギターソロはとってもクール。
あと本人以外の生き物が見た目が変わるレベルでアクマタイズされるのは初めてである。
ドラゴンファング強そうでカッコイイ。でも目が優しい。
ドラゴン使いのレディバグも実に凜々しい。
エッフェル塔が舞台の戦いはダイナミックで絵になるからグッド。
自分らしく(Be yourself)
今回は「人に言われた通りにする」か「自分らしさを貫くか」の対比の話。
人に好かれる音楽を作って自分は無気力なXYと、自分の好きな音楽にこだわるジャゲッド。
マリネットは指示された通りのデザインをするか、自分が良い物と信じられるデザインをするか。
最近では第17話(動物園回)でも「自分らしく」という言葉が目立ってたけど、そもそもこのシリーズ全体を通して「自分らしくあれ」というのは大きなテーマなのかもしれない。
結局、自分らしく全力を出したものが周りにも受け入れられて大成功。
でももし自分らしくしたせいで周りから見捨てられてしまったら悲しいよね。
いずれヒーロー…特にシャノワールがそんな状況に陥ってしまうのではないかがちょっと心配。
レディバグとマリネットは順調に成長していっているけど、アドリアンがシャノワールになることで初めて自由を得ているという状況は変わっていない。
シャノワールがアドリアンにとっての「自分らしく」であるのかどうかも。
その他ポイントメモ
- ジャゲッドが所属するのはボブ・ロス・レコ―ド。ボスがボブ・ロス。
- 2位とか1位とかってフランスのランキングかな?
- マリネット「XYの音楽は冷たくて、パッとしなくて、繰り返しばっかり」
ここの番組スタッフはロックが好きらしい。
でもキャッチーなのが売れるのは確かだよね。 - ボブ・ロスにはちゃんと威嚇するファング。かわいい。
- すねてギター弾くジャゲッドもなんかかわいい。
- 「ジャゲッド・ストーンがうちのホテルに泊まってるの」とか「アドリアンもジャゲッドのファンだって」とか、前回とのつながりがあんまり言及されてない。単に脚本が細かく考えてないだけかな。
- クロエに対するティッキーのヤな顔。
- マリネット「しゃべるバッグよ、これ日本製だから!」
- クロエは普通にXYのファン。
- ギター波を浴びてヘドバン始める町の人々。なんかハイグレ星人みたいだ。
- 「ティッキー、スポッツ・オン! ぬあ!」
ここ二、三話のかけ声がおもしろい。 - ファングを外で待たせてちゃんとエレベーターでスタジオに入るギター・ヴィラン。
- 売れる音楽を作れるXYは、音楽そのものへの愛情があるわけではない。
- 最後のXYの「なんであいつがここに?」っていうのはジャゲッドに対してのセリフ?
ギター・ヴィランがジャゲッドだって気づいてたのに? - レディバグ「バグアウト!」
必殺技のような響き。前にも同じ言い方をしていた。 - アドリアンがジャゲッドのファンなのはどこからだろう?
アグレスト氏はロックなんて絶対聴かなさそうだが。
テレビは普通に見てるからそこから知ったのかな。
今回の記事はここまで。
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