なんだかんだワンダー:銀河を旅する二人組、あふれる愛で世界を救う!

ディズニーXDで放送中(完結済み)
バンジョー響かすごきげんカートゥーンをご紹介。

なんだかんだワンダー
Wander Over Yonder

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概要

あらすじ

宇宙を旅する二人組。
ごきげんお気楽なオレンジ毛玉のワンダーと、タフでシニカルな青い馬シルヴィア

風の向くまま気の向くまま、楽しいことや人助けの毎日。
銀河を征服しようとする悪者たちをこらしめたり一緒にパーティーしたり。
でっかい愛とバンジョーがすべてを救う!

【Promo】「なんだかんだワンダー」

 

どんな話?

ワンダーシルヴィア、そしてライバル(?)であるヘイター卿のドタバタな冒険を描くカートゥーン。
親切心と好奇心で突っ走るワンダーの旅と、彼に振り回される人々のふれあいを楽しみましょう。
バンジョーミュージックがよく似合う、ごきげんで明るい雰囲気が基本。
シュールだったりダークだったりもしますが、心暖まり元気をもらえるエピソードがいっぱいです。

基本的に1話につき2エピソードの独立した話で構成され、どこから見ても大丈夫。
シーズン2では最強の悪者ドミネーターに立ち向かう大筋のストーリーが展開していき、ちょっぴりシリアスな要素も増加。クライマックスはなかなかに感動的です。

 

シーズン2(41話)までで完結。打ち切りという噂も聞きますが、とてもキレイに終わっているので大丈夫。
現在はCSチャンネルのディズニーXDで繰り返し放送中。

下に貼ってありますが、Youtubeで第1話が無料公開されています。

 

ちなみに原題”Wander Over Yonder”は「あちこち放浪する」って感じの意味。
日本語でも韻を踏んで「なんだかんだワンダー」はステキな訳ですね。

 

魅力

ユニークで自由なキャラクターたち

登場人物は銀河に暮らす奇妙な宇宙人たち。
キャラクターのデザインといい動きといい非常に独特、色彩豊かで、彼らが行き交う画面を見ているだけでおもしろい。
特に主人公のワンダーには、くるくる変わる表情物理を超越した身体さばき、そしてテンション高いしゃべりに中毒性を感じます。裏声芸と叫び芸が好き。

後述しますがカートゥーン1の定番パターンな話も多く、そのノリが好きな人なら安心して楽しめる。

 

ごきげんな歌とミュージック

ワンダーのバンジョーは大切な相棒の一人。
昼でも夜でも気の向くままに歌い出すワンダーの歌は、みんなに元気を与えたり、相棒シルヴィアの安眠をさまたげたり、悪者をうっとうしがらせたり。
ともかくワンダーの必殺技の一つが歌なのです。

ワンダーの歌に呆れ気味なシルヴィアもときどきは一緒に歌ってくれます。ミュージカル回もあるよ。

オープニングとは別にテーマソングがあり、第1話(銀河で一番/たまご)のエンディングと、第6話(ちっちゃなヤツ)の劇中歌で聴かせてくれます。
ワンダーのスタンスそのものな歌詞でごきげん。

なんだかんだ 宇宙をめぐる
はるかな星へと 帽子をかぶって
なにもかもが 自由なんだ
なんだかんだワンダーなんだ

暗い闇が来て 落ち込んだときは
ちょっと立ち止まって 考え直そう

なんだかんだ 助け合うんだ
優しさ広がる 遠くどこまでも
あふれる愛で 宇宙を満たすんだ

(なんだかんだワンダー「ちっちゃなヤツ」より聞き取り)

 

ワンダーの善意三段階

銀河には悪事を企み人々を苦しめる悪者がいっぱい。
惑星が今にも滅亡させられようというハードな状況にも、ワンダーだけはいつでも前向き。
どんなときでも希望を見出し、みんなを幸せにしようとがんばるワンダーのポジティブ行動には感服です。

…というのは実はネタ振り

真のおもしろさは、そんなお気楽ポジティブなワンダーが前向きでいられなくなる状況で発揮されるといっても過言ではない。

ワンダーの前向きモードにはいわば3段階があり、それぞれおもしろいエピソードを引き起こします。

 

とことんお助けマン!

ワンダーの通常モードは「あふれる愛で世界を救うんだ!」
よくいるヒーローは悪者をこらしめるために武器や必殺技を使うものですが、ワンダーが使うのはバンジョー愛のこもったハグ、それからサンドイッチ

人助けを身上とするワンダーは、悪人相手だろうと善意と愛を捧げてきます。
愛が大嫌いな悪者にとってはハタ迷惑そのもの。

皆から恐れられる極悪な銀河の征服者が、友達になろうと迫ってくるワンダーから本気で逃げ回る様は当然おもしろい。
だいたいこれが基本の構造。

 

お助けマン…なんだけど

ワンダーがどうも僕の善意ではうまくいかないみたいだとうすうす気づくこともあります。
それは確かにそう、現実は非情である。

しかしワンダーにとっては愛こそ正義。
それが通じなさそうだと感じた彼は、ちょっぴり意固地になり目を血走らせつつも善意を貫こうと奮闘します。

いつもみんなを振り回しているワンダーが逆に振り回されてしまう様はやっぱりおもしろい。
このパターンの話は浮き世離れしたワンダーの人間味も感じられてグッド。

 

お助けマンにはなれないよ…

もう愛だけじゃどうしようもないんだ…
絶望的な状況を悟ったワンダーは下向きになってしまうこともあります。

でもワンダーが前を向けないとき、代わりに周りのみんなが前を向いて彼を救ってくれる。

これまでワンダーが愛を注いできた相棒や宿敵、助けてきた人々が、今度はワンダーに希望があるのだと教えてくれるのです。

ワンダーは間違ってない。やっぱり愛が世界を救うのだ!
こんなパターンの話はハートウォーミングで、ときに感動的。

 

登場キャラクター

個性あふれるキャラクターたちをご紹介。

ワンダー(Wander)

主人公。オレンジでもじゃもじゃな謎の生物2
おっきな緑の帽子バンジョーは楽しい旅に欠かせない。

好奇心旺盛で思い立ったらすぐにめいっぱい行動するトラブルメイカー。
愛情深く感情豊かで、楽しいことと人助けが三度の飯より大好き(まじで)。
心からの悪人はいないと信じており、誰に対しても分け隔てなくフレンドリーで、親切すぎるほどに親切。
なれなれしさにうっとおしがられてもへこたれない。

でも笑顔の奥底には、臆病で脆い心が隠れているのかも。

相棒シルヴィアと一緒に、でっかい愛で銀河を救え!
ちなみに”Wonder”ではなく”Wander”。たびたびたびする旅人です。

 

シルヴィア(Sylvia)

ワンダーの一番の親友で相棒
青い体にピンクのたてがみのズボーナク(馬に似た種族)
鞍と轡は服のようなものなのかいつも付けてます。

ワンダーとは真逆のシニカルな常識人。
突っ走るワンダーをなだめるのが彼女の役目。
昔はワルだったようで血の気が多くタフな性格。戦いと聞くと血が騒いじゃう。

平和主義でお人好しのワンダーとは意見がぶつかることも多いが、ワンダーのお願いには弱いのがシルヴィア。
そんなの無理だよとぶつくさ言いながらも、ワンダーのムチャクチャにきっちり付き合ってくれる頼れる姉御です。ほんとのお人好しはシルヴィアの方かもね。

名前の由来はローン・レンジャーの「ハイヨーシルバー」3でしょう。

 

ヘイター卿(Lord Hater)

うーちゅういち悪いことすーるのはヘイター!!
憎しみ(Hate)をたぎらせた電撃を操るガイコツ。
銀河制服を企む根っからの悪者で、手下の目玉軍団を率いて惑星を征服して回るのがライフワーク。

その凶悪さから銀河中に恐れられている…が、ワンダーだけは別。
執拗に友達扱いしてくるワンダーをうっとおしがり、捕まえては恐怖に震え上がらせてやろうとするのにうまくいった試しがありません。

わがままで傲慢、意地っ張りな性格は悪者らしいと同時に子供らしくもあり、言ってみればアホかわいい。
話が進むごとに 凶悪さ<<<アホさ になっていっちゃうけど最後には…?

ワンダーの宿敵というか、彼の天敵がワンダー

 

ピーパーズ隊長(Commander Peepers)

ヘイター卿の率いる目玉軍団ウォッチドッグの指揮官。
飾りの大きいヘルメットで他の目玉と見分けましょう。

ヘイターの右腕で、銀河征服実現には欠かせない優秀な参謀。
頭の回転が速く合理的、几帳面、計画的、真面目、ストイックで極めて有能

しかし気分屋なヘイターには振り回されたり、口うるさいせいで面倒がられたり。
ヘイターに怒り呆れることも多いものの、彼を心の底から敬愛しています4
実はさみしがりやで、ヘイターに邪険にされるとこっそり傷ついてたりします。

あと背がちっちゃいことを気にしてる。

名前の”Peeper”はおめめって意味。見た目通り。

 

ドミネーター卿(Lord Dominator)

シーズン2で突如銀河に姿を現した謎の悪者
非常に凶悪で強大な力を持つが、その素顔や目的は不明5
銀河中がドミネーターの登場に震撼するが、ワンダーだけはやっぱり悪い人じゃないと信じてるみたい。

 

その他善良な市民や悪者たち

ワンダーたちは銀河を旅して回っていますので、色んなキャラクターたちと遭遇します。
最後の方はみんなが再登場して一致団結、凶悪無比なドミネーターに立ち向かっていくのです。

 

エピソードのパターン

ヒーローワンダー

銀河の悪者から善良な人々を守るワンダーとシルヴィア。
みんなが思いつかない奇抜なやりかたで悪を倒したり、倒さなかったり。
第1話「銀河で一番」や第5話「トロール」など。

これらの手柄のおかげで二人の名前は宇宙中に知れわたっていきます。

好奇心ワンダー

広い銀河にはなにしろ色んなものがある。
楽しいことが大好きなワンダーは好奇心で首をつっこんで楽しい目に遭ったり大変な目に遭ったり。
ピンチになってもシルヴィアと一緒に切り抜けます。
第2話「たまご」や第15話「ワンダークエスト」「虚空」など。

このタイプの話が一番多くなる。バリエーションも豊富で楽しい。

ワンダーテイマーシルヴィア

好奇心ワンダーが行きすぎると悪ノリワンダーになったり回りが見えないワンダーになったり。
そんなときにはシルヴィアが彼の手綱をひこうと奮闘してくれます。
第6話「帽子」や第17話「野良ネコ」、第30話「愛のキューピッド」など。

シルヴィアの努力は報われたり報われなかったり。

空回りワンダー

そんな感じで基本的には周りを振り回すワンダーですが、彼のあふれる善意が通じなかったり逆効果になったりして、窮地に立たされてしまう(自ら立ってしまう)ことも。
第3話「いいことしよう」や第20話「お助けマン」など。

愛が最強すぎるワンダーの人間味が垣間見られる話。

ワンダー狩りヘイター

ご多分に漏れず悪役というのは人気があるもの。
極悪なくせに憎めないヘイター卿とピーパーズ隊長が主人公の話もたくさんあります。

第1話でライバルとの戦いを邪魔されてからワンダーをやっつけようと奮闘するヘイター。
ワンダーたちは逃げたり戦ったりしながら最後にはうまく治めてしまう。
第2話「逃亡者」や第7話「ちっちゃなヤツ」、第23話「特別な日」など。

これが正常な悪者。

ヘイター狩りワンダー

あれこれ策を講じても結局ワンダーをやっつけられないヘイター。
むしろワンダーの愛を脅威に感じて倦厭しちゃう。
第13話「作戦会議」や第19話「プレゼント」、第28話「いい悪いヤツ」など。

これが愉快な悪者。

 

第1話「銀河で一番/たまご」動画

Youtubeで公開されている第1話。
Aパート「銀河で一番」は、銀河で一番の支配者をうたうヘイター卿の征服計画をワンダーがだいなしにする話。
Bパート「たまご」は、見ず知らずのたまごを親鳥のもとへ届けようとワンダーにお願いされたシルヴィアががんばる話。

「なんだかんだワンダー」 本編_第1話

これを見たらだいたいのエッセンスは分かる、優れた導入話である。

最後に

愉快なコメディと思ってみていると、ときおり考えさせられる話もぶちこまれたりします。
ワンダーの生き方や物の見方を通して、幸せや正しさはなんなんだろうと哲学的な気分になることもある。

私のお気に入りエピソードは第25話Aパートの「ワンダーがいっぱい」。
ふざけたナンセンスなノリの最後にはちょっぴりセンチメンタル。
これを見てこのアニメが好きになりました。ワンダーの顔芸も豊富。

 

今回の記事はここまで。
終わったアニメだろうとおもしろいものはおもしろい。


  1. カートゥーンの定義は諸説あるかと思いますが、このブログでは記号的で大げさな表現(びっくりして目玉が飛び出たり、崖を踏み外して空中で足踏みしたり、岩につぶされてぺっちゃんこになったり)を使うアニメのことを指しています。トムとジェリーを思い浮かべてもらえばよいでしょう。
  2. かなり長いこと今と同じ姿で生きているようですが、詳しいオリジンは明かされませんでした。ちなみに「ワンダー」というのは通称で本名があるのかどうかは不明。
  3. ローン・レンジャーが愛馬シルバーに掛けるお決まりのセリフ。
  4. ヘイターの方はピーパーズ含めウォッチドッグたちへの当たりは厳しいのですが、みんなヘイターのことが大好き。
  5. 素顔は早々に判明しますが、そのせいでヘイターがもう大変。この記事ではネタバレしません。

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