ミラキュラス レディバグ&シャノワール:ストーリーと感想【第14話 マイム】

ミラキュラス・第1シーズン(1~26話)の各話についてストーリーと感想をまとめます。順次追加予定。

ネタバレを含みますので、視聴予定の方はお気を付けください。
※先のシーズンの話はしないつもりです。
話のナンバリングは日本のディズニーチャンネル準拠。

シーズン1の目次はこちら

シリーズ全体の紹介はこっちの記事を参照ください。こっちはストーリーのネタバレなし。

第14話 マイム

割と純粋な戦闘回。パントマイムショーってなんかフランスっぽい。

ストーリー

プロローグ

レディバグとしての戦いを終えて家に帰ってきたマリネット
そこに興奮した様子のアルヤが訪ねてくる。
レディバグの動画撮影に行っていたアルヤは、レディバグに「アルヤ、ブログ読んでるよ」と名指しで声をかけてもらったことを大喜びしていた(レディバグの思惑通り)。

スマートフォンを借りて動画を見せてもらったマリネット。
ところがアルヤが席を外した間に、いつものドジでうっかり動画を削除してしまう

ティッキーは正直に謝れば分かってもらえると言うが、マリネットは絶対に怒られると戦々恐々。

 

アクマ誕生

そこに、今度はミレーヌとそのパパであるフレッド・アプレール氏が訪ねてきた。
フレッドはパントマイマーで、今夜のショーで被る帽子をマリネットに修理してもらっていたのだ。
帽子にはお守りとしてミレーヌの写真を入れられるポケットがついた特製のもの。

喜ぶフレッドだが、ショーのディレクター:サラからさっさと来いとの電話を受けて慌てて出かけていく。

サラはフレッドのパフォーマンスを高く評価しているが、彼の言い訳癖だけには呆れていた。
そこにフレッドの代役であるクリスがフレッドの悪癖をあげつらい、自分の方がメインパフォーマーにふさわしいと執拗にアピールしている。悪い顔で何か企んでいるようだ。

マリネットは、アルヤが例のレディバグの動画をミレーヌに見せようとするのに大慌て。
なんだかんだとごまかして、帰り際のルヤのバッグからこっそりスマホをパクってしまう
消したのと同じ動画をもう一回撮れば解決ということにして、悪者はいないけどレディバグに変身!

フレッドがいつまでたっても集合場所に現れず、先に出発してしまうサラとクリス。
というのも、クリスがフレッドに「集合場所が変わった」と嘘の連絡をして別の場所に行かせていたのだ。

フレッドはサラに連絡するが、サラはもう言い訳は充分だと怒って事情を聞いてくれない。
ショーの主役はクリスに決められてしまった

困惑し落ち込むフレッドのもとに、ホーク・モスがアクマの蝶を差し向ける。
マイムを現実にする力でショーをぶち壊してやれとそそのかされ、帽子の中の写真に取りついた蝶によってマイム(The Mime)へとアクマタイズされた。

 

ヒーロー登場

公園で動画撮影をこころみていたレディバグ。
そこに、パントマイムでポスターを切り裂いたりパトカーを殴り飛ばしたりするアクマを発見。
帽子を見てフレッドだと気付くが、話が通じる様子ではない。

そこに、ショーに向かうアドリアンが乗った車が通りかかった。
レディバグに促されたアドリアンは、ナタリーとボディーガードと一緒に逃げると見せかけて、こっそりシャノワールに変身!

パントマイムでさまざまな武器を操るマイムに苦戦のレディバグ。
シャノワールも助けに駆けつけるが、二人を見えない鉄格子で遮ったマイムは、見えない車に乗って逃走。

レディバグは、彼がマイムで出現(?)させたものは新たなマイムを始めると消えることに気が付いた。

 

ヒーローの戦い

見えない車に追いついたと思ったら、今度は見えないバイクで逃げるマイム。
二人はシャノワールの如意棒で上空から行き先を探し、マイムショーのバスに先回りする。
どうやらマイムはショーに何らかの不満があるらしい

バスはマイムの見えない矢でパンクさせられ急停止。
アクマがフレッドだと気付いたクリスは、自分が主役を奪ったせいだと告白する

レディバグとシャノワールはマイムと格闘。
娘のミレーヌはこんなこと望まないと訴えるも聞く耳を持たないマイムに、レディバグはラッキーチャームを発動。
出現した靴の箱とサラのメガネのレンズ、そして車のライトを光源として即席プロジェクターを作り、クリスが主役となったポスターをエッフェル塔に映し出す。

怒ったマイムはなんとエッフェル塔を一刀両断(!)
倒れてきたエッフェル塔をマイムで支えている隙にシャノワールが帽子を没収。
中の写真を破ってアクマを浄化し、ミラキュラス・レディバグでエッフェル塔も元通り。

事情を知ったサラとクリスはフレッドに謝り、主役は予定通りフレッドのもの?

 

エピローグ

日が暮れ、エッフェル塔の足元でショーが開催。
主役はフレッドとクリスの二人が務めていた。

マリネットはアドリアンが隣の席に座ってくれたことにニヤけっぱなし。
ショーの後、スマホの動画を消してしまってついパクったあげくゴミ箱に落として臭くしたということをアルヤに正直に告白した

アルヤはちっとも怒らず、マリネットのドジはよく分かっていると笑ってくれる。
動画はもうブログにアップ済みだったのだ。
許してもらって感激するマリネット。

お詫びにサプライズがあると言われたアルヤが一人で劇場に入ると、そこにはレディバグが待っていた。
念願の独占インタビューができたアルヤ、今度は動画消されないようにね。

 

感想とメモ

秀逸なマイム対決

今回は人間サイズのアクマだったが、マイムが達者で見応えがある。
長い手足でいろんな武器(見えないけど)を操るマイムが非常にクール。

レディバグとシャノワールもマイムやってるようになって、マイム対決に見えておもしろい。
だがマイムで音を出すのは反則では?

それにしてもこんなにガッツリ近接戦闘で戦うのは初めてで、どのアクションもカッコイイ。
マイムが無言だからかシャノワールも釣られてやや無言になるのがシュールだった。

マイムの能力は汎用性が高くて優秀だし見てておもしろい。
深く考えるといろいろ突っ込みどころはあるけど。
剣の長さみたいなマイムで表現しきれない部分はどうなってるのとか、マイム本人が表現しさえすれば目が見えない人間にも通用するのかとか。

さらにクライマックスはエッフェル塔一刀両断というすごい絵面。
マイムで表現できる範囲だから大きなことはできないかと思いきや、こんなにスケールがでっかいこともできちゃう。
でもそれを狙うレディバグの作戦の方がスケールがでっかい。

 

友達を信じて正直に

ごまかさず正直に言うべし、が教訓かと思ったけどフレッドはもともと正直に言ってたような…。
ともあれフレッドとクリスと和解して最後に二人でショーに出てたのはほほえましい。

アルヤの方は、もし動画がアップ済みじゃなくても許してくれた…よね。
アルヤのことだからやっぱり、マリネットのドジっぷりに笑ってくれただろう。

ただマリネットがアルヤにごまかしてるもっと大きなことは「自分がレディバグ」っていうことでもあるわけだが…。
アルヤがこれを知ったときにどういう反応するのか不安で仕方ない。
レディバグが身近にいたと思って感激するのか、マリネットがレディバグだって隠してたことが引っかかっちゃうか。

きっと最終的には分かってくれて応援してくれると思うけどね。

それにしてもマリネットとアルヤは今のところケンカらしいケンカしてないな。

 

レディバグ・ミーツ・アドリアン

シャノワールがマリネットに会うのは8話でやってたけど、レディバグがアドリアンに正面きって会うのはこれが初めて
二人が交わす視線がドラマティック。
それほど話す時間がなかったせいもあると思うけど、レディバグが一切キョドリを見せなかったのはさすが。

 

シャノワールの想いも進展あり?

いつものこととはいえ、今回シャノワールのレディバグへの距離が近めなような。
肩を抱いたりおててつないだり。
何より最後にエッフェル塔の向こうに去って行くレディバグを見送る視線が、いつも以上にキラキラしてた。

これの前の話が11話(ダークキューピッド:シャノワールが差出人不明のポエムを受け取り、レディバグからかもしれないと思う)だと思うと、シャノワールもちょっぴりレディバグに対する自信がついてるのかも?

 

その他ポイントメモ

  • 動画を間違って消すってなかなかのドジ。「削除しますか?」って確認メッセージはあった方がいいね。
  • 今回はミレーヌのパパが登場。
    マリネットのクラスメイトとその家族は漏れなくアクマタイズされると考えてよさそうである。
  • マリネットの裁縫技術はどうやら広く認められているらしい。6話のコンテストでも優秀賞だったしね。
  • また人のスマートフォンをパクるマリネット。手癖が悪いぞ。
  • クリスはフレッドの代役だけあって骨格がそっくり。表情が全然違うからおもしろい。
  • ホーク・モス「パントマイムだからと言って黙っている必要はない!」
    うまいこと言うのがなんかかわいい。
  • アグレスト氏はいつも急用と言ってアドリアンとの約束を守らない。
    というかアグレスト氏があの家から外に出てるところって見たことないぞ
    6話の審査員もタブレット越しだったし。
  • ボディーガードさん(一向に名前が出ない)、すぐアドリアンから目を離すのはどうなん?
    そりゃ目を離してくれないと変身できないけども。
    実はヒーロー活動を察してる説はどうでしょうか。
  • 見えない車で走るマイム。ペンギンズの「限りなく透明に近いマシン」を思い出す。
  • 見えない車の屋根に乗って落ちないように手をつないでるレディバグとシャノワールがキュート。
  • マイムだけどちゃんとヘルメットかぶるマイム。
  • シャノワールの如意棒もヨーヨーと同じくらい汎用性が高い。
    二人で上空から街を見渡す絵面はこれまたキュートであった。
  • プロジェクターの光源は車のライト。さすがレディバグ、理科も得意。
  • シャノワール、カタクリズム使わんのかい!
  • アドリアンには特等席が取られてるのかと思ったけど、友達と一緒に見たいからってマリネットの隣に来てくれたのかな。それとも帽子を直したマリネットも特等席だった?
  • マリネットの早着替え。やっぱりレディバグモードのときのしゃべり方はいつもよりしっかりしてる。
  • 「マリネット、レディバグと知り合いなの?!」って突っ込みは絶対入ると思うんですけど。

今回の記事はここまで。


 

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