ミラキュラス・第1シーズン(1~26話)の各話についてストーリーと感想をまとめます。順次追加予定。
ネタバレを含みますので、視聴予定の方はお気を付けください。
※先のシーズンの話はしないつもりです。
話のナンバリングは日本のディズニーチャンネル準拠。
シーズン1の目次はこちら。
シリーズ全体の紹介はこっちの記事を参照ください。こっちはストーリーのネタバレなし。
第24話 パペッター
マノン回。お人形さんを操る子供アクマ。子供の悪党は強いの法則。
ストーリー
プロローグ
シャマクさんの娘・マノンの子守をいつも通り引き受けたマリネット。
今日はマリネットお手製のレディバグ&シャノワール&アクマの人形を使ってヒーローごっこ。
悪者はミラキュラスを狙ってるんだぞーなどとたわいもなく話をしながら遊んでいるとシャマクさんが帰ってきた。
マリネットはマノンにレディバグの人形を貸してあげようとするが、シャマクさんはおもちゃはたくさんあるから大丈夫と遠慮する。人形を離したがらないマノンだったが、お母さんと引っ張り合っているうちに人形の腕がとれてしまい、しぶしぶマリネットに返す。
が、マノンはシャマクさんが電話で取り込んでいる間にマリネットの部屋に戻り、うるうるおめめで人形を貸してとお願い。
かわいいおねだりに断り切れなかったマリネットは、腕が取れてないレディー・ワイファイの人形をこっそり貸してあげた。
アクマ誕生
急用でテレビ局に入ったシャマクさんとマノン。
が、マノンがレディー・ワイファイの人形で遊んでいるところをみとがめたシャマクさんは、言いつけをきかなかったと叱って人形を取り上げた。
勝手に持ってきたわけじゃないとむくれるマノンのもとに、ホーク・モスがアクマの蝶を差し向ける。
おもちゃの杖に蝶が宿り、マノンはパペッター(The Puppetter)へとアクマタイズされた。
パペッターはスタジオにいるシャマクさんのもとに忍び寄り、取り上げられたレディー・ワイファイの人形を取り返した。パペッターは人形のモデルを操ることができるのだ。
ヒーロー登場
マリネットはアルヤと映画に行くため地下鉄に乗り込んでいた。
隣の車両に偶然アドリアンを見つけ、電車の中で浮かれるマリネット。
と、パペッターが人形を操ったことにより、アルヤがレディー・ワイファイに変身する。
パペッターはレディー・ワイファイの体を使って、マリネットに人形を渡せと要求。今は持ってないと言うマリネットに、パペッター@ワイファイはレディバグとシャノワールに絶対勝つんだと言い放って飛び去った。
異変を悟ったアドリアンは隠れてシャノワールに変身。
事情を聞くと、人形を探しにマリネットの家に向かう。
シャノワールを見送ったマリネットもすぐにレディバグに変身。
ヒーローの戦い
マリネットの部屋には既にパペッターが侵入し、人形を手に入れていた。
駆けつけたレディバグはレディバグの人形だけなんとか取り返し、シャノワールがカタクリズムでWiFiのアンテナを壊してレディー・ワイファイの能力を封じる。
が、レディー・ワイファイのスマートフォンを壊してもアクマは出てこない。
アクマはパペッター本体に宿っていると悟り、レディバグはシャマクさんに連絡して居場所を確認、テレビ局に向かう。
カタクリズムを使ったシャノワールは一旦別行動で再変身。
テレビ局ではパペッターが人形を受け取り、ナタニエルをイラストレーターに、ロジャーをロジャーコップに変身させて操り始める。
パペッターの居場所を突き止めたはいいが、シャノワールまで操られてしまった。
パペッターはアクマ3人とシャノワールを使って、レディバグの人形を奪おうとする。
レディバグは人形を遠くに投げて時間を稼ぎパペッター本体を叩こうとするが、スタジオに戻ると逃げられていた。
結局人形は取られてしまい、操られた4人対レディバグ1人の戦い。
レディバグはラッキーチャームで電源タップを手に入れ、ダブルヨーヨーのように操ってレディー・ワイファイの腕に巻き付ける。彼女の一時停止ビームの狙いを逸らしてパペッターに当てることに成功。
停止したアクマたちの間を悠々と歩いて近づき、杖に宿ったアクマを浄化。
ミラキュラス・レディバグで元通り。
エピローグ
今日もマノンを預かったマリネット。
勝手に人形を貸してごめんなさいと謝るマリネットに、「あの子の目にはときどき逆らえないでしょ」と笑うシャマクさん。
またお人形遊びがしたいとマノンにねだられるが、今度のマリネットはかわいいおねだり顔にも流されない。
今日は動物園に行こうと仲良くお出かけする二人だった。
感想とメモ
お子様アクマ:パペッター
子供も分け隔てなくアクマタイズするホーク・モス。
英語発音だと「パペッティーア(Puppetter)」って感じ。
パペッターの能力は強力であるもののきわめて限定的。
人形を手もとに持ってこないと操れないし、そもそも人形が存在しない人は操れないと思われる。
「操る」というのもその体を介してパペッターが動いてるような、単に命令して自動操縦してるようなようわからん性能。
レディー・ワイファイがバリバリ活躍してたからてっきりボスラッシュ的な展開かと思ったが(シリーズも終盤だし)、イラストレーターとロジャーコップはほぼ役割ないようなものだった。残念。
ギター・ヴィランの人形がほしいな。
でも人をアクマ化するって能力をホーク・モス以外が持ったと考えるとすごいことのような。
シャノワールの人形を操ったら、アドリアンが変身前でも強制的に変身させて操ってたのかな。
それにしても、ホーク・モスはいつも同じパターンで失敗している。
シャノワールを操ったらとりあえずシャノワールのミラキュラスを奪えばいいのに。
勝ちたい悪者
悪者が戦うのは「勝ちたいから。だっていっつもヒーローが勝ってずるい」となかなか含蓄のあることを言うマノン。
ヒーローだから勝つのか、勝つのがヒーローなのか。
まあ、このシリーズで言えばレディバグとシャノワールは勝つに決まってるんですけども。
そもそもヒーロー本人は勝ち負けを気にしないと思います。
ヒーローが戦うのは勝ちたいからじゃない。勝ちたいって理由で戦うのはヒーローではなく戦士としてってことでしょ。その辺のことをつらつらと書いた記事があったりします。
一方で悪者ってのは確かに「あのヒーローを倒したい」っていう動機を持ってることが多いよね。
ホーク・モスも目的としてはミラキュラスを手に入れることなんだろうけど、「レディバグとシャノワールに思い知らせてやる」っていう恨み言をいっつも一人で言ってるし。カメラ目線で。
でもそれは特定のヒーローがその悪者をいつも邪魔するっていう物語の構造的な理由によるのかな。
悪者は「宿敵のためにわざわざ罠をこしらえる」タイプのやつと、「大きな計画を粛々とすすめる」タイプのやつに分かれるという説を今思いつきました。
クッパ様は前者、ガノンドロフは後者。シリーズによるけど。
ホーク・モスも前者だけどヒーローそのものが狙いみたいなものだからちょっと特殊か。
その他ポイントメモ
- マノンと遊んでたアクマの人形はロジャーコップ、イラストレーター、レディー・ワイファイ。
まさか全員分作ってるわけじゃないよね。 - シャノワールの軽口のマネがうまいマリネット。でもマノンは「シャノワールはそんなこと言わない」。
ちゃんとカッコイイと思われてるシャノワール、良かった良かった。 - ティッキー「あんなかわいい目のアクマがいなくて良かったね」
フラグ立てるのやめれ。 - アドリアンと遭遇してキョドるマリネットはなんか久しぶり。他に心配事のある状況だとそっちに気がいってキョドってる暇がなくなるのだ。
- だだっこ口調でしゃべるレディー・ワイファイがかわいらしい。
- アドリアンはボディガードを振り切って電車で映画に向かう予定だったらしい。全然ガードできてないボディガード。アグレストさんに怒られるぞ。
- アドリアン(シャノワール)がマリネットの部屋に再び降臨。壁に貼りまくってるアドリアンの写真は見られずに済んだようだ。
今回の記事はここまで。
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