Marvel Puzzle Quest(MPQ・マーベルパズルクエスト)
Marvel Puzzle Quest(通称MPQ)はマーベルコミックの世界を舞台としたパズルゲームアプリです。
マーベルコミックといえば、スパイダーマンやアイアンマン、ウルヴァリンと言った日本でも有名なヒーローを生み出したレーベルですね。
最近はアベンジャーズなどの映画展開が活発で、ディズニーとも仲が良くアニメシリーズもたくさん放送しています。
- ディズニー映画のベイマックスもマーベルコミック出身。
- バットマンやスーパーマンはDCコミックという別レーベルなのでご注意を。
- 「マーヴル」と呼ぶ人は、昔のMARVEL v.s. CAPCOM格ゲーをたしなんでいた人じゃないかと思われます。ケーブル*1も出てたやつ。
私が何年もほぼ毎日アクセスして楽しんでいる大好きなゲームですが、日本でプレイしている人はあまりいない模様……。
ということで、愛するMPQの面白さをご紹介します。
マーベル好きな方、興味ある方はぜひやってみてね。
【最終更新2018/10/25 ちょっぴり追記】
ここがいいよねMPQ
おすすめポイントは以下の四点。
- キャラクターが豊富
- アートがカッコイイ
- 戦略性の高いパズル
- プレイ制限がない
1. キャラクターが豊富
アベンジャーズとX-MENはもちろん、ニューヨークや宇宙や異世界で活躍するヒーロー・ヴィランが多数在籍。
おなじみの古参キャラクターから、赤丸上昇中の新人まで幅広くカバーしています。
パズルの合間に発動させるスキルは、キャラクターの個性を存分に生かしたものになっています。
例えば…
- アイアンマンは大量のエネルギーと引き替えに高威力のビームを発射。
- キャプテンアメリカはスキル発動後、数ターンしてエネルギーが戻ってくる。
- ブラックウィドウは敵を気絶させ、敵のエネルギーを奪う。
- ウルヴァリンは常に体力を回復し続ける。
- スパイダーマンはウェブを作って敵を縛り、ウェブが多いほど縛る時間が長くなる。
などなど。
バトルは基本的に3キャラクター1チームで行い、キャラの相性によって有利な戦いができます。
キャラによっては特定のチームメンバーに対して有利なスキルを使えるなど、キャラクターの関係性がゲームに生かされているのも嬉しいところです。
またコミックにヴァリアントカバー*2があるように、同じキャラでも複数の種類があります。
単なる色違いではなく、デザインやスキルが異なるため違った戦い方になり、実質別のキャラと言えるかもしれません*3。
ヴァリアントじゃなくてキャラ自体を増やしてほしい…という思いもありますが、それらを除外してもキャラクターの多さは充分です。
キャラクターは基本ガチャを引いて入手します。
同じキャラを重複して手に入れることでレベルアップさせることができます。
キャラクターには☆1~5までのランクがあり、
☆5は地力が最強だがなかなか手に入らない(レベルアップしづらい)
☆1~2は弱いものの簡単に手に入る(レベルアップしやすい)
という特徴があります。*4
☆5のキャラは初期レベルでも充分強いのですが、☆3や4のキャラは実際にバトルで使えるまでに育てるにはそれなりに時間と運が必要です。
2. ビジュアルがクール
キャラクターは「カバーアート」と「キャラクターイラスト」の二つのビジュアルを持ちます。
カバーアート
カバーアートは主に実際のコミックブックの表紙です。
たいていはそのキャラクターが主人公となっているコミックがチョイスされており、何十年も前のクラシックなコミックもあれば、つい最近の新シリーズが使われていることもあります。
期間限定で特殊なカバーに変わっていることもあり、なかなか芸が細かいです。*5
キャラクターイラスト
キャラクターイラストはMPQオリジナルのいわゆる「立ち絵」です。
通常時、バトル時、3種のスキル使用時の最低でも5種類のイラストがあります。
たいていはカバーアートに基づいたデザインですが、上記のように映画やドラマベースのデザインになっていることも多いです。
好みもあるとは思いますが、この立ち絵がほぼカッコイイ/美しい/かわいいのです。
特に女性キャラクターは海外ゲームの3Dモデルではいまいちなことも多いですが、美女と美少女が揃っています。*6
という画像を紹介したくて制作会社のD3 Go!さんにコンタクトを取ったところ、「欲しい画像ならあげるから勝手にスクショ載せるのはやめてね」とのことでしたので、いただいた画像(スキル発動時のイラスト)を掲載させてもらいます。
左 :二代目ホークアイことケイト・ビショップ嬢
中央:Netflixドラマでも主演中のジェシカ・ジョーンズ姉さん
右 :運命のバディ クローク&ダガー
それぞれのキャラについてはそのうち別記事で紹介したいです。
3. 戦略性の高いパズル
MPQのパズルは、ツムツムのような脊髄反射系ではなく、パズドラのように1ターンずつじっくり作戦を立てて動かすタイプです。
パズルの仕組み
操作としては、隣り合ったタイルを入れ替えて同じ色を縦横に3つ以上揃える、というだけの簡単なもの。
揃ったタイルは消え、消えた分のタイルが上から落ちてくるためうまく落とせば連鎖も可能です。
タイルを消すと相手にダメージを与えると同時に、その色のスキルを発動するためのアクションポイントが得られ、ポイントが溜まればスキルが発動可能になります。
同じ盤面に対して、自チームと敵チームが1ターンずつ交互にスキルの発動やタイル操作を行います(モブ系の敵はタイル操作はせずスキル発動のみ)。
そのため、自分の動きの後で相手がどう動くか、自分や相手のスキルがいつ発動可能になるか、と言った予測をして適切な操作を行う必要があります。
この「スキル」というものが非常に大きな要素です。
スキルで戦略度アップ
タイルを消すことでも数百ポイントのダメージが与えられますが、スキルでは数千ポイントという桁違いのダメージを与えることができます。
またダメージを与える他にも、
気絶させて相手のターンを飛ばす
攻撃力や防御力を上げる
アクションポイントを奪う
といった強力な効果が多く、「スキルゲー」な側面も強いように思います。
つまり、たとえ相手の方が地力の強いキャラクターであっても、相手のスキルを使わせない&こちらのスキルを発動させるという戦略によって勝つことは充分に可能です。*7
「パズルでズルされている」という間抜けな非難
アプリのレビューを見ていると「敵ばかり連鎖してずるい」という声がちらほらあるのですが、私の体感ではそんなことはありません。
妙に連鎖が続いて大ダメージ、ということは確かにありますが、敵チームだけでなく自チームにも起こりうるのでただの運の加減でしょう。
それに運ばかりの問題ではなく「連鎖を起こしやすい消し方」というものもあります。
周りのタイル配置によって、「どうあがいても連鎖ができない」消し方と「連鎖を起こす可能性が高い」消し方があれば、後者を選ぶのが賢明です。
敵(CPU)はおそらくこの連鎖を起こしやすい消し方を優先的に行うために、プレイヤーが同じように意識していなければ敵の方が連鎖の確率が高くなるのは当然でしょう。
【追記】
よって「CPUがタイル配置を知っているんじゃないか」という疑念に道理があるとは思えません。
CPUは「連鎖しやすい」ムーブをしますが、それでうまく連鎖することもあれば、外すこともあります。
タイル配置がランダムであるとすれば、そもそも連鎖のタネがなければ連鎖はできないはずですし。
少なくとも私は「敵ばかり連鎖して自分は連鎖できない」という状況に陥ったことは一度もありません。
もしそのように操作されてるとしたらどのプレイヤーにも当てはまるはず。
反例があるってことです。
タイル配置についてもう一つ、「ランダムである」ことは「バランス良く配置されている」とイコールではありません。
もしタイル配置のバランスが良く連鎖が起きにくい、ということがあれば、それこそ「バランス良くなるように」操作されていることになります。
あーだこーだと何が言いたいかというと、「見えない仕様に文句を言っても仕方ない」ということです。
仮にイカサマされたとしても、つべこべ言わずその中でうまく立ち回るアカギのような生き方がクールじゃないですか。
ジェシカ・ジョーンズの青スキル強すぎない?とかメデューサ手に負えなくない?とかの目に見える仕様については言いたくなることもありますが、そのうち調整してくれると信じればいいのだ。
4. プレイ制限がない【追記】
ソーシャルゲームによくあるのは、
「バトルするにはスタミナが必要!」
「行動が終了するには一定時間経過が必要!」というシステム。
MPQにはこういうのがありません。
キャラクターが瀕死になっていない限り、いつでもバトルに出すことができます。ポケモン方式です。
これが何を意味するかというと、ダメージを受けないようにうまくプレイすることが自分のメリットになるということ。
私だけかもしれませんが、キャラクターの体力とは別にプレイヤー用のスタミナが設定されてるシステムがどうにも苦手です。「体力温存しよう」という戦略性を損ねているような気がする。バトルものじゃないゲームなら分かるんですが…。
もちろん、キャラクターの体力を回復するには時間を要します。
瀕死になると所要時間は大きくなるので、ギリギリまでこきつかって殺さない方がいいかも。
即時回復アイテムも最大10個まで自然補充されるのでありがたい。
というわけで大事なことなのに書き忘れてたので追記しました。
ここが惜しいねMPQ
誉めてばかりなのもナンなので、ちょっぴり残念な点も上げておきます。
- 軌道に乗るまでが大変
- どうしてもガチ勢に追いつけない
- 一部のキャラデザインが悲しい
- 日本語訳がビミョー&遅め
1. 軌道に乗るまでが大変
プレイを始めた初期は、とにかくキャラ枠が足りません。
前述の通り魅力的なキャラクターがたくさんいるのですが、保有可能な枠が決まっているため、たとえガチャでキャラクターが出ても手持ちにいれらないことが多くなります。*8
保有可能枠はコインを使って増やしていけばよいのですが、弱キャラしか持っていないとコインを稼ぐのも一苦労。
まずは手に入りやすい低ランクキャラを強く育てて、イベントや対戦でコインを稼いで、キャラ枠を増やしていく…という根気強い作業が必要です。
せっかくガチャで引けたのに、枠が足りずにドロップせざるを得ないというのはけっこうショックです。
逆にそれなりにキャラが育ってきてしまえばコインを稼ぎやすくなり、枠を増やせてさらに強いキャラを保有できる、という正の循環に入れます。
初めは☆2のムーンストーン先生の美しい腹筋を眺めて乗り切りましょう。
腹筋画像は残念ながらいただけませんでした。
2. どうしてもガチ勢に追いつけない
イベントでも対戦でも、ランキング上位になるほどレアキャラやレアアイテムが手に入るのですが、上位があまりにもガチ勢。
同じイベントでも一応部屋分けはされるのですが、私は運が悪いのかとてもランキング一桁台になれた試しがありません。*9
ただ、ランキングに関係なくレアキャラやアイテムを手に入れられるシステムもできているため、ある種の救済にはなっているかもしれません。
あとは自分がガチ勢レベル(レベルMAXの☆4キャラで固められる)になるまで続ければいいってことですね。
3. 一部のキャラデザインが悲しい
頼むからカマラとスクイレルガールをなんとかしてあげて。
売り出し中なんだから……。
【2018/11/29追記】
なんとカマラのお顔が割とキュートに描き直されました!
スクイレルガールもいずれなんとかしてもらえそうですね。
4. 日本語訳がビミョー
イベントには一応ストーリーがついており、キャラの立ち絵の紙芝居形式で表現されます。
紙芝居形式が既にシュールと言えばシュールなのですが、そこに妙な日本語がつくとさらにシュール。
まあそこはそういう芸風だと思えばいいでしょう。
スキルやキャラクターの説明文の方はけっこうがんばって気が利く訳になってます。*10
また、日本語訳の対応がそこそこ遅いというのも一般的には気になるポイントみたいです。
私はあんまり気にしていません。
むしろ自分で日本語訳してブログに載せようかなと計画中です。
【追記】
2018年10月のアップデートで全体的に邦訳にかけられたようです。
固有名詞はアルファベット表記のままというのと、若干(?)摩訶不思議な日本語が含まれてるのはご愛敬。
このブログで日本語名も紹介してると思うので他の記事も見てみてくださいとう宣伝でした。
終わりに
というわけで、長々とMPQについて紹介して参りました。
MARVELに興味があって、じっくり系ゲームが好きな方はぜひプレイしてみてほしいです。
短気な方はあまり短気を起こさないでね。
今後、各キャラクターについても紹介していこうと思っていますのでよろしくお願いします。*11
女神ソーの正体をネタバレしない唯一のゲームを今後とも応援していこうと思います!*12
今回の記事はここまで。
*1:デッドプールのバディとして有名なサイキック未来戦士。ケーブルの記事で紹介してるので見てね。
*2:内容は同じだが表紙が異なるもの。いわゆる「限定仕様」
*3:特にディズニー系の映画が公開されるタイミングでは、映画寄りデザインのバリアントが増えることが多いです。どう見てもスカーレット・ヨハンソンな金髪ブラックウィドウとか
*4:基本、メインで使っていくのは☆3のキャラになるでしょう。☆4をメインにできるのはけっこうなガチ勢です。
*5:今はMARVEL STUDIO10周年記念カバーになってます。
*6:後述のように数名の例外女子はおります……。
*7:ちなみに私はポケモンと同じような感覚でやっています。何も考えずにやっても勝てるけど、考えてやる方がずっと面白い。
*8:ポケモンで言うと、パソコンに預けられる数に上限があるようなもの
*9:強いキャラを持っていると強い部屋に入れられるので、正当といえば正当なのですが。
*10:デッドプール関係は特にやたら気を利かせてる
*11:他にも日本でMPQ攻略している個人サイトがあったのですが、更新滞ってるみたいで残念。
*12:フューチャーファイトとかオールスターバトルとかAvengers Academyとかは盛大にネタバレています。どうせ今更なんだろうけど……
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