ミラキュラス レディバグ&シャノワール:ストーリーと感想【第5話 ファラオ】

ミラキュラス・第1シーズン(1~26話)の各話についてストーリーと感想をまとめます。順次追加予定。

ネタバレを含みますので、視聴予定の方はお気を付けください。
※先のシーズンの話はしないつもりです。
話のナンバリングは日本のディズニーチャンネル準拠。

シーズン1の目次はこちら

シリーズ全体の紹介はこっちの記事を参照ください。こっちはストーリーのネタバレなし。

第5話 ファラオ

レディバグにまつわる謎めいた歴史の片鱗が見えてくる。

ストーリー

プロローグ

いつものようにレディバグの活躍を動画に撮るアルヤ
レディバグが高校の歴史の教科書を落としたのをたまたま拾い、「レディバグの正体は高校生かも!?」と大興奮

当のマリネットにとっては大問題。
ドジな自分はレディバグに向いてないんだと落ち込むマリネットを、「前に進もう。誰だって過去から学ぶことができる」と励ますティッキー
ティッキーは古代エジプトの展示を行っている博物館を指して、アルヤと教科書を持ってここで会うことにしようと提案する。

レディバグに関することが分かる」とティッキーは示唆するが…?

 

アクマ誕生

アルヤと博物館に来ることは成功したものの、アルヤは教科書の持ち主がレディバグに決定だと興奮冷めやらぬ状態。
あの教科書は自分たちの高校でしか使っていないのだと聞いて焦りまくるマリネット。
アルヤはマリネットがレディバグだとは欠片も疑っていないようだが、教科書がないとバレたら厄介なことになりそう。

古代エジプトの展示コーナーにやってきた二人に、興奮した様子の青年がぶつかってきた。
彼は二人の同級生アリックスのお兄ちゃん・ジャリル。何やらペンダントを大事そうに持っている。
どうやらツタンカーメンに興味津々で、お父さんのクデル氏と一緒に展示を見に来たらしい。

一方その頃、アドリアンはレディブログの動画を見て、レディバグ高校生説に興奮していた。
プラッグは女の子よりもチーズが大好き。

で、マリネットはティッキーに示されるまま、アルヤと一緒に古代のパピルスを観察。
レディバグに関する情報とはなんぞやと頭をひねっていると、ジャリルがまたやって来て何やらお父さんに熱弁を振るっている。

いわく、パピルスに描かれている象形文字は「ファラオが亡くした妻を太陽神ラーから取り戻すために、別の女を生け贄にささげる儀式の呪文である」とのこと。
ジャリルは「ファラオの杖を持って呪文を唱えれば事実だと分かる」と主張するが、お父さんに妄想もいいかげんにしろと叱られるばかり。

へこむジャリルのもとに、ホーク・モスが黒い蝶を差し向けた。
蝶はジャリルのペンダントに憑依。古代神の魔法の力を与えると言われ、ジャリルはファラオ(the Pharaoh)へとアクマタイズされた。

 

ヒーロー登場

パピルスからレディバグの秘密を探り続けて飽きてきた二人のもとに、ファラオが警備員を振り切って現れる。
アルヤはここぞとばかりに撮影を始め、マリネットは急いでレディバグに変身

ファラオが展示されているファラオの杖を手にする様を、レディブログでライブ中継するアルヤ。
ちょうどブログを見ていたアドリアンも、びっくりしつつシャノワールに変身

杖と壁画を持ち去ろうとするファラオの前に立ちはだかるレディバグ。
シャノワールもすぐさまやって来たが、ファラオにあっさりと投げ飛ばされてしまう。

ヒーローの戦いを間近で撮影して大興奮のアルヤだったが、ファラオが顔をまじまじと見てきたかと思うと、杖とパピルスと一緒にさらわれてしまった
シャノワールのカタクリズムで鉄格子を破壊し、ファラオを追う二人。

ライブ中継を続けるアルヤは案外平気そう。

 

ヒーローの戦い

博物館の外に出てきたファラオは不思議な力を発揮し、外にいる一般人を次々とミイラに変える。

アルヤはファラオにカメラを向けてインタビュー。
ファラオは失った妻・ネフェルティティを取り戻す儀式のため、太陽神にささげる百体のミイラと身代わりの魂が必要だと言う。
その身代わりとなる清き魂がアルヤのこと。ネフェルティティに顔がそっくり…らしい。
中継してる場合じゃないとやっと気付くアルヤだが、もちろん中継は続行。

そのころ、動きがスローになるシャボン玉に閉じ込められていたレディバグはなんとか脱出。
カタクリズムで変身が解けてしまったシャノワールも再変身して、ファラオのもとに駆けつける。

アルヤはふと、パピルスの象形文字の中に水玉の服を着た女性が描かれているのに気が付く。
ファラオいわく、彼女は五千年前に儀式の邪魔をしたレディバグだという。
レディバグは五千年前から存在した?

儀式が進み、太陽神にささげられそうになるアルヤ。
シャノワールがミイラの気を引く隙にアルヤを救出した…かと思えばまた捕まってしまう。
様々な神の力を借りるファラオは強く、なかなか倒すことができない。

ラッキーチャームを発動したレディバグは、おもちゃのレディバグなりきりセットを入手。
アルヤより自分の方が生け贄にふさわしいと言って身代わりになるレディバグ。
ホーク・モスの指示でミラキュラスを奪おうとするファラオに、おもちゃのピアスを渡してみせる。
代わりにアクマの入ったペンダントを奪って、「ミラキュラス・レディバグ!」で元通り。

 

エピローグ

博物館に戻ってきたアルヤに、マリネットはミイラに変えられていたとごまかす。
アルヤはレディバグが五千歳以上だという情報を信じ、高校生説は却下になった。
ちゃっかりアルヤのバッグから教科書も取り戻して一安心。

その夜、ティッキーと五千年前のレディバグについて話すマリネット。
ティッキーいわく、妖精クワミやヒーローはいつの時代にも存在したとのこと。
だからパピルスに描かれているレディバグもクワミも、今のマリネットとティッキーとは別人なのだ。

ただティッキーは五千年よりも昔から存在し、最初からレディバグを見守り続けてきたのだという。
そんなティッキーに「あなたには才能がある」と励まされ、嬉しいマリネットだった。

 

感想とメモ

代々受け継がれるレディバグの役目

レディバグという存在に迫る重要回。
ただのかわいいマスコットと思われたティッキーがかなり根源的な存在であることも明らかに。
ティッキーの言葉に重みがあるのはそのせいらしい。それにしてもかわいい。

どうやらレディバグは古代から受け継がれてきたヒーローなのだ。
一体何がきっかけでなんのために生まれたのか、オリジンが気になるところ。

じゃあシャノワールは?

シャノワールについては一切言及がなかったのもポイントか。
想像できるのは、最初に作られたミラキュラスを使って最初に変身したのがレディバグであるということ。
シャノワールはより新しい時代になって新しく作られたミラキュラスを使っている新参のヒーローなのでは。
だからアクマを浄化するのはオリジナルヒーローのレディバグにしかできないと。

それにしても今回はシャノワールの見せ場がほとんどなかった。
でもファラオがやけに強いせいで「二人じゃないと勝てない」ってレディバグに言ってもらってたね。

 

ファラオは復活したのか?

今回のアクマ・ファラオは、五千年前に儀式の邪魔をされたファラオと同一の人格なんだろうか?
さもないとパピルスに描かれてるのがレディバグだって知らないんじゃないか。
そうすると五千年前のファラオも「アクマタイズされていた」と考えられる?
あるいは今回のアクマタイズは今までの「対象者の闇の側面を増幅させる」というよりは「五千年前のファラオを憑依させる」ような効果だったのか?だから強かったのかも。

今回アクマタイズの動機が比較的弱いように思ったが、ホーク・モスは五千年前の因縁ありきで考えていたんだろうか。特にコメントがなかったもんなあ。

 

別のレディバグの登場もあるかも?

ともあれレディバグの使命は古来から続く由緒正しきものであると分かった。
代々のレディバグの話がそのうち登場しないかと期待してしまう。

アルヤは「レディバグはずっと同一人物」という思い込みがあるようで一安心…だけど、正体への好奇心が消えるわけじゃないんだよね。

 

その他ポイントメモ

  • アルヤは「レディブログ」を運営している。
    レディバグの活躍を逐一チェックしてレポート。
    大ファンなのはけっこうだけど、正体を知りたい好奇心も人一倍なのでちょっと心配。
  • 今回はレディバグの持ち物が正体のヒントに。
    背格好とか髪の色とか瞳の色とか声とかが一切問題にされないのは、「変身によって変わってるかもしれないから」なのか、それとも不思議な力が働いているのか。
  • マリネットはレディバグに「選ばれし者」とのティッキー談。
  • レディバグも「落とし物の教科書を拾った」とか言えばいいんじゃないすか?
  • アルヤの思い込みの激しさが爆発。
    レディバグが落とした教科書の持ち主=正体とはとても言い切れないと思うが、どうも単純な可能性に飛びついてしまう性格らしい。
    ジャーナリスト的にはかなり危険な気が…。
  • 前回に引き続き、アリックスのお父さんクデル氏が登場。博物館のエジプト展示責任者らしい。
    今回は特に怪しい様子は見られなかったが、クデル兄妹が立て続けにアクマタイズされたのは何か理由があるんだろうか?
  • ホーク・モスのシーンって毎回使い回しかなあ。地味に口の動きとか変えてるのかなあ。
  • ティッキー、スポッツ・オン! ハァー!
    今回かけ声が違う。英語だとハァーがちょっと力抜けててかわいい。
  • しきりたがりで短気ででしゃばりなのがアルヤ
    けっこう容赦のないマリネット。二人の仲良しさがうかがえるね。
  • アクマを捕まえられるのは私だけでしょ
    今までの話で確かにそうだったが、明言されるのは初めて。レディバグにはやはり特殊な役割があるということか。
  • バスにお天気ガールのミレイユとオーロラの顔が。
  • ファラオの鳥さんフォームかわいい。
  • カメラ目線でレディバグを呪うホーク・モス。
    なんでそんなにレディバグが憎くてミラキュラスを欲しがるんでしょう。
  • 今回シャノワールが完全にオマケ。変身は二回したけど。

 

今回の記事はここまで。


 

コメント